2020年5月21日木曜日

風炉 貴人清次 濃茶

【準備】
棚・水指・棗
建水・蓋置・柄杓
貴人茶碗(茶巾、茶筅、茶杓)
貴人台(右手左手の順で扱う)
次茶碗(千鳥茶巾、煤竹の茶筅
水注

【点前】
棚の上段に棗、下段に水指を荘る。
茶入をその正面に飾り お迎えつけ。
「どうぞお入りを」襖を閉める。

お菓子を運ぶ:貴人の前に置きがって立ち退室「どうぞお取り回しを」襖を閉める。
客:菓子盆を取り一礼、置き、次客に「お先」亭主に「頂戴致します」お菓子を取り置く。

貴人台を茶道口建付けに置いて襖を開け、貴人に対して一礼。

貴人台に貴人茶碗を乗せて(ホオズキに右手を添えて)運び、勝手付きに両手で置き、茶入とお茶碗置き合わせ。

建水(中に蓋置き、上に柄杓ふせる)持って入り、襖を閉める。(次茶碗は後で)

点前に座り、建水置く。

柄杓構えて蓋置を出し、風炉左角に置き、柄杓を引き(カツンポトン)、総礼。
建水を進めて居ずまいを正す。 

台茶碗を右手前左横右横で膝前に置き、茶入を右手で取り茶碗の下に置く

仕服の紐をほどき横向きに置き直し手の平におき右左と口を切り茶入を取り出し置く。

仕服は火の方向(左)にひっくり返し、右手で底を持ち、棚に置く(結び目が炉の方向くように)。(丸棚は正面、角棚は左横)

帛紗捌き(草の四方捌き-六方捌き)、茶入をふき(蓋二引き胴2回回し拭き)、水指の左前におく。

帛紗捌き直し、茶杓拭き、茶入の上に置く。その横に茶筅取り置く。


帛紗を右手に持ち替え、折り返して水指の蓋を二の字に拭き、帛紗指に挟んで柄杓構えて、釜の蓋あける。帛紗は建水の後ろに。
茶巾は釜の蓋の上に置く。

湯を汲み、置き柄杓。
茶碗に左手を添えて茶筅入れ(コン)、両手で台を持って手前に引く。
茶筅通し(見上げてコン×2回、いりのしで抜く)

左手を添えて茶碗を取り、湯を捨て、茶巾を取り、拭く(3回半)。
茶碗置き、茶巾釜の蓋の上に置く。

茶杓持って左手で茶入を取り、茶杓を握りこんで蓋を取り茶碗の右横に置く。
茶を汲む(3杓くみ出しのみ。回し出しナシ)
茶を捌き茶碗の縁でコン(音は立てない)。茶杓を置く。

水指の蓋あけ(3手)水を1杓釜に入れ、湯を汲み茶筅で練る。
茶筅左にもたせて湯を汲み茶筅をまわしながら湯を入れゆるめる。

茶碗を持ち客つきへまわり、右向こう左手前を持ち貴人台を上で2回まわし、置き、左右と膝退してひかえる。

お供:取り込み、貴人に運び席に戻り控える。

貴人:膝前に預けてお茶碗だけ取り一礼、少しまわして(正面を避ける)いただく。

一口で「おふく加減は?」

客:「結構でございます」

供:貴人が飲みおわったら「お茶碗拝見を」拝見したら下座に取り込んでおく。

右、左と膝行して点前戻って帛紗腰に付け、一膝左に寄り、建水もってさがる。

右手に次茶碗、左手に建水持って入り、茶道口を閉める。
点前に座り建水を定座に出し、次茶碗を左手で取り右手に持ち替えて膝前に置く。

茶筅建水の肩に置き、千鳥茶巾を釜の蓋の向う側に逆手に置く。

湯を汲み茶筅通し(一度上げ二度打ち)、千鳥茶巾でふき置く。
お茶を入れ(3杓くみ出し、回し出し)錬る。
居前から出す。

お供の上客が茶碗取り込み、いただく。

1口で「おふく加減は?」

供「結構でございます」

水1杓釜にさし、引き柄杓。点前で茶名のやり取り。

客:「ただいまのお茶名は?」
点主:「きうんでございます」
客:「おつめは?」
点主:「小山園でございます」
客:「先程は結構なお菓子をありがとうございました」
供:貴人茶碗を返す。

客付に回って台茶碗を両手で取り込み、居前に回って膝前に置いて貴人に一礼。

湯を汲み捨てる。
「おしまいいたします」

水を入れ茶筅通し(一度上げ二度打ち)。
水を捨て、茶巾納め、茶筅入れ、茶杓持って 建水はさげない
帛紗を捌いて茶杓を拭き、貴人茶碗に伏せて置き、帛紗を払って腰につける。

本仕舞(水指の右前に茶入、左前に茶碗ー右、左、右前)

供:供茶碗返す

茶碗を居前で取り込み、お供の連客との総礼。

湯を汲み、左手を添えて茶碗を取り、湯を捨てる。
水を汲み茶筅通し(シャバシャバのしで抜く、見上げない)、千鳥茶巾おさめ、次茶筅を次茶碗に入れ、右手で取り左手に持ち替えて、勝手付建水の上座に置く。
その手で建水下げる。

釜に水1杓入れ湯返しし、釜の蓋閉める。
柄杓を蓋置きに置き、水指の蓋閉める。

客:「茶入、お茶杓、仕服拝見を」

柄杓を建水にふせて、蓋置を建水の下に置く。

貴人台を右手前左手横と取り上げ、右手横に持ち替えて勝手付きに割付ける。

茶入を持って客付へ向く。
帛紗捌きふく(蓋を拭いたら帛紗置いて蓋を取り縁を拭く)
蓋をして茶入を出す。

帛紗を腰につけ正面に戻り、茶杓持ち客付から出し、仕服をとり左手にのせ、客つきから出す。

正面へ戻り、柄杓と蓋置を荘る。
次茶碗を右掌にのせ、一膝勝手付に回り、左手に建水持って水屋に下がる。

供:茶入、茶杓、仕服貴人の前に運ぶ。

貴人茶碗(右手はホオズキに添えて)持ってさがる。
茶道口に下がり、貴人台を建付けに置き、貴人に対して一礼。

水注を持って入り、水指正面に座り、水を注ぐ。
襖を閉める。

客:道具拝見(茶入ー縁外に置き、一礼、蓋をとって中をを拝見、返す。

襖を開けて入室。客付正面へ座る。

客:「茶入のおなりは?」
点主:「かたつき」
客:「お窯元は?」
点主:「瀬戸」
客:「お茶杓のお作は?」
点主:「鵬雲斎大宗匠」
客:「ご名は?」
点主:「青苔」
客:「仕服のお布地は?」
点主:「紹鴎緞子」
客:「お仕立ては?」
点主:「友湖」
客:「ありがとうございました」

右手で仕服の底を持ち左手にのせ、お茶杓のせ、右で茶入をもちさがる。
茶道口の建付に茶入、茶杓、仕服を置き主客総礼。

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