2014年7月24日木曜日

立礼 御園棚

御園棚(淡々斎好)


 
  野点は風炉扱いなので柄杓の取り扱いは風炉と同じになります。

 

 

 

 ◆お道具の準備

  • 立礼棚
  • 風炉
  • 風炉
  • 水指
  • 棗(薄器)
  • 茶碗(絵がついていてもOK)
  • 替茶碗
  • 仕舞い茶碗
  • 茶杓
  • 茶筅
  • 茶巾
  • 柄杓(風炉用)
  • 蓋置(竹以外)
  • 建水
  • お菓子(主菓子でも干菓子でもOK)

水屋での準備
1.道具を飾る .水指を飾る(右の棚、中央)
       .仕組んだ茶碗、棗を飾る(中央の棚 右側の上)
       .柄杓と蓋置きを飾る (釜の棚 釜の右側)
       .建水を釜の棚の下の引き出しに置く
                   .替茶碗と仕舞茶碗を右の棚の下の引き出しに置く  
運ぶ順番はいつものお手前のように、茶碗と棗を持っていってから、建水を持っていく


挨拶 点前と半東の動き
1.点前の人が先に入り続いて半東が入りそろって挨拶(お薄を差し上げます)をする。
2.半東が少し下がり、点前からいったん外に出て(水屋に下がる)、
 改めてお点前が1人で中に入りお点前を始める。
3.少しして半東が中に入り挨拶をする。

◆お点前
1. 建水の棚を引き出し、居住まいを正す。
1. 茶碗を3手で中央に持ってくる。
2. 棗を右手で茶碗の前におく。
3. 棗を清め左手で右隅(元の茶碗のあった場所)におく。
4. 茶杓を清め棗の上におく。
5. 茶せんを棗の右横に置く。
  正面に古帛紗を出す。その上に、
6. 茶碗を少し手前にひく。
7. 帛紗を茶碗の右横あたりに仮置きする。

8. 柄杓を左手で取り、構え、右手で蓋置を取り手前に置く。
9. 帛紗で釜の蓋を取り、蓋置に乗せ、帛紗を天板の左手前に置く。
  茶巾を釜蓋の上に出す。
10.柄杓を持ち直し、湯を汲み、茶せん通し、茶を茶碗に入れる。
11.水指の蓋を3手で取り、左手を添えて水差し左手前に伏せておく。
12.お茶を点て、左上に出す。

13.半東は古袱紗を使わず正客へお茶を出す。
14.半東は水屋に戻り、変え茶碗を持ってきて、茶碗を受け取った場所に置く。
   点前は、正客が一口飲まれたら、帛紗を腰につける。

 
15.点前は茶碗を取り込み水差しの水で、茶筅通しをする。
16.茶杓を清めたら、棗を元の位置に戻す。
17.続いて茶碗も元の位置に戻す
18.水指から水を釜に入れ湯返しをする。
19.構えて右手で釜の蓋を閉める
20.右手で蓋置を元の場所に置き、右手で扱い左手で柄杓を上から持つように持ち直して蓋置の上に置。
21.水指の蓋を閉める。

★拝見がある場合
22.茶碗を三手で扱いテーブル左下に置く。
23.棗はテーブル中央下に置く。
24.いつものように棗を清め、左上に出す(立てたお茶を出した場所)
25.茶杓を相手から見て’ト’の字になるように棗の右横に出す。
26.半東は、’ここに置きますのでごらんください’の挨拶をして退出する。


27.建水を持って水屋に戻る。
28.茶碗を持って帰る。
29.水次をする。
30.半東とともにお仕舞いの挨拶をする。

2014年6月27日金曜日

風炉 初炭手前 唐金鬼面風呂と棚

風炉 初炭手前

2014年6月29日(日)お茶事 
~ 続き薄と初炭手前 ~

【 唐金鬼面風炉(からかねきめんぶろ) 】


鬼面風炉(きめんぶろ)は、風炉の形状のひとつで、切合(きりあわせ)で、乳足(ちあし)、鐶付が鬼面で仕付鐶になった風炉です。
鬼面風炉は、中国より渡来した最も古い形といわれ、真正の風炉とされました。
鬼面風炉は、台子(だいす)に用いられ、台子風炉とも呼ばれました。
鬼面風炉は、鉄のものもあります。




【 準備 】


炭斗(すみとり)
炭斗(⑥胴炭の下に③管炭、その下に②枕炭)

・炭
 ①香台
 ②枕炭
 ③管炭(くだずみ)
 ④丸毬打(まるぎっちょ)(大)
 ⑤割毬打(わりぎっちょ)
 ⑥胴炭
 ⑦点炭(止炭)
 ⑧枝炭5本

・火箸
・かん
・羽根
・香合(白檀3枚)

懐中に紙釜敷き(表が外側、輪が左)


棚と水指

【 手前 】

道具を運び出す

炭斗を茶道口建付けに置き、一礼。
両手で炭斗を持ち、棚の前に置く。

「ハ・カン・バシ・コウ・カマノフタ」と言うけれど、鬼面風炉の場合は、 「ワ・ハ・カン・カマノフタ」。

鬼面風炉の輪を、右、左、と下げる。

箒を右手で取り、炭斗の手前に手なりに置く。


香合を右手で取り、左手で扱って、右手で蓋置を置く位置に置く。

帛紗を捌き、右手で釜の蓋を閉め、帛紗を腰に付ける。


釜を下して、初掃き(しょばき)をする


右手で鐶の両横を取り、両手で左右に割って、釜にかける。(90度回す)

鐶を上にあずける。


懐中している紙釜敷を、右手の親指を上にして、下のわさを下からもって取り出し、左手の親指と右手の親指が合うように扱い、右手で炭斗の前に手なりに置く。

一膝進み、鐶を持って、釜を紙釜敷の上に下ろす。

釜に鐶をあずけて、釜正面に向き、釜を点前畳の半畳の中心より上座まで引く。
この時、紙釜敷と畳の縁が平行になるように。

鐶を外して重ね合わせ、匕首に右手の親指がくるように持ち、右手で釜の右横に置く。
この時、釜と鐶が畳半畳の中心を割るようになる。

風炉正面に戻り、右手で羽箒を取って、鬼面風炉の初掃きをする。
①左側 羽箒の下面で
②右側 羽箒の上面で
③前側 羽箒の上面で

羽箒を炭斗の前に手なりに置く。

右手で火箸を取り、右膝頭で突いて持ち直し、下火を直す。
▽を△にするつもりで。右上の炭を左手前に置く。

炭をついで、香をたく

胴炭を火箸で左手を添えて持ち、両手で持って、手前に一文字につぐ。

丸毬打を胴炭の左向こうに

割毬打を胴炭と皮目を合わせるようにつぐ

点炭を炭斗の中で外し、
丸管炭を取って、右向こうから胴炭にもたせ掛ける。

枝炭をとり、丸管炭に添わせるようにつぎ、

最後に止炭(点炭)を丸管炭の右側につぐ。

(枕炭と香台は炭斗に残る)


火箸を右膝頭で突いて持ち直し、炭斗に戻す。

羽箒を取って、後掃き(ごばき)をする。

鬼面風炉の上の
①左側 羽箒の下面で
②右側 羽箒の上面で
③前側 羽箒の上面で
鬼面風炉の窓の
④ 左側 羽箒の下面で
⑤右側 羽箒の上面で
⑥前側 羽箒の上面で
羽箒を炭斗に戻す。

右手で香合を取って、左掌に乗せ、蓋を開けて、右膝前に置く。

右手で火箸を上から取り、右膝前(蓋の内側)で突いて持ち直し、香を取る。

一枚は胴炭の上、
一枚は奥の灰の上、
一枚は香合に残す。

ふたたび火箸を右膝前で突いて持ち直し、炭斗に戻して、香合の蓋を閉める。

この時、正客から香合の拝見を請われると、左手に香合をのせたまま受ける。

客付に回って、香合を手前に回し、客の方に正面を向けて貴人畳の角に出す。


釜を風炉にかける

そのままの位置で、右手で鐶の両横を取り、両手で左右に割って、釜にかける。

釜を初めに下ろした位置まで引き寄せ、
鐶をあずけて風炉正面に向き、
釜を風炉にかける。

鐶を釜にあずけ、右手で紙釜敷を取り、左手に渡して、炭斗の上で右手の指先で軽くはじき、塵打ちをする。

紙釜敷の下のわさを右手で下から持ち直し、元のように横のわさが外になるように懐中する。

釜のゆがみを正し、鐶を外して重ね合わせ、合口の内側に右手の四本の指を揃えて持つ。

鐶の合口を上にして、右手で炭斗の中、手前中央にもたせかけて置く。

一膝下がって、羽箒を取り、羽根の裏で釜の蓋を「ア」の字を書くように掃いて、羽箒を炭斗に戻す。


道具を下げる

炭斗正面に座って、両手で炭斗を持ち、水屋に下がる。

炭斗が水屋に引かれると、正客は次礼をし、香合の拝見をし、返す。


拝見の挨拶をする

茶道口に座り、香合が戻ると、右膝から立って取りに行く。

風炉正面に座り、
鬼面風炉の鐶を下から上げる。 
帛紗を捌いて、釜の蓋を切り、帛紗を腰につける。

香合の正面に回り、正客に一礼をして問いに答え、右手で香合を取って、左掌に乗せ、右手を添えて持ち、茶道口に下がる。

香合を建付けに置き一礼をして襖を閉める。











炭と灰

■ 風炉(ふろ)

夏季に席中で湯を沸かすためのもの。灰も火付きのいいように、また景色とするために風炉の種類によって様々に形作られます。

風炉の種類 も素材によって分けられ、
・土風炉(どぶろ)
・唐銅風炉(からかねふろ)
・真鍮風炉(しんちゅうふろ)
・鉄風炉
・板風炉などに大別されます。


また、風炉の各部により、
「火口」には木瓜(もつこう)・丸・三角・四角・菱・扇面・団扇・松皮菱・香炉・末広など、
「鐶付(かんつき)」には鬼面・獅子面・竜・象・賽・はじき・遠山・松笠・法螺貝・兎・蝙蝠・蝶など、
「足」には乳足・軸足・象足・鬼面足・獅子面足・蝶足・唐子足・丸足などがあります。

風炉は、その種類によって灰型を使い分けます。
(鬼面風炉の灰型は、二文字掻上灰、または、丸灰掻上)

火口を引きしるための装飾と点前座のほうへ火気が発散しないように
前土器(まえかわらけ)を用います。


また、台子、長板など棚物に風炉を据えるもの以外に風炉を据えるときは、必ず敷板の上に据えます。

■ 道具炭




■ 炭の名称


・胴炭(どうずみ)   
 道具炭の中で最も大きく、風炉・炉ともに初炭に用いる。

・丸管炭(まるくだずみ)   
 胴炭と同寸の細い炭で、風炉には初炭で使い、炉では初炭・後炭共に割管炭と一緒に用います。

・割管炭(わりくだずみ)   
 胴炭と同寸で、丸管炭を縦に割ったもの。風炉の場合は後炭に用います。

・丸毬打(まるぎっちょ)   
 胴炭に比べて細く長さも半分で、風炉では初炭・後炭共1本、炉ではともに2本用います。

・割毬打(わりぎっちょ)   
 丸毬打を立て半分に割ったもので、風炉・炉共に初炭・後炭に1本用います。

・点炭(てんずみ)   
 丸毬打の細めの炭で、風呂・炉共に初炭・後炭に1本用います。
 炭手前の最後につぐ炭で、止炭(とめずみ)とも言います。

・枕炭(まくらずみ )  
 炭斗(すみとり)に炭を組む時、最初に置く炭で、割毬打を使います。
 炭斗に炭を組むだけで、風炉・炉中には入れません。

・香合台(こうごうだい)   
 丸毬打の太めの炭で、香合をのせるのに用います。
 炭斗に炭を組むだけで、風炉・炉中には入れません。

 ・枝炭(えだずみ)   
 ツツジやコナラなどの枝を焼き、胡粉または石灰を塗って化粧を施した炭。
 景色として、また導火炭としての役割があります。

・輪胴(わどう)
 丸毬打よりも太めので、風炉・炉共に後炭に用います。


■ 炭道具


底土器(そこかわらけ)
    風炉の底に入れ、断熱の役割をします。底瓦とも言います。

前土器(まえかわらけ)
    前瓦とも言い、半円形の素焼または雲華焼の土器で、風炉の火窓の内側、五徳の左右の爪の間に立てて、火気をさえぎる役割をします。

灰形用灰匙(はいがたようはいさじ)
    風炉の灰形専用の灰匙で、灰の形を整えるのに使います。やや小ぶりに作られ、素材は銅製が多いようです。

小羽箒(こはぼうき)
    小羽(こばね)とも言い、火入や風炉の灰際を整えるのに用います。

五徳(ごとく)
    釜を火にかけるための台。

手焙(てあぶり)
    手炉とも言い、炉の時季に腰掛待合や席中で使用する小型の火鉢。

炭斗(すみとり)
    炭を入れる器のこと。唐物と和物に大別されますが、いろんな種類があります。多くは竹や籐のかごに内張りをして漆をかけたものが使われる。

羽箒(はぼうき)  
    羽で作った箒(ほうき)。ふつうは羽を三枚重ねたもの。

鐶(かん)
    釜の上げ下ろし用の金属製の輪。

香合(こうごう)
    香を入れるための蓋付きの器。陶磁器・漆器・木地・竹・瓢箪・金属・貝類・牙類と素材はさまざま。

釜敷(かましき)
    釜の熱や汚れで畳を損なわないように敷くもの。釜式にも和物・唐物があり、素材には組物・紙・竹・紐などがあります。

灰器(はいき)
    蒔灰を盛る器。風炉の灰形の景色として蒔く「藤灰」や、炭火の火付けを良くするために蒔く「湿し灰(しめしばい)」を入れるための器。

半田(はんだ)
    風炉と炉の火を整えるときに用いる大ぶりの灰器。

焙烙(ほうろく)
    素焼きの平たい円形の器で、灰器として用いる。

水屋の炭道具
    箱炭斗(はこすみとり)、掴み羽箒(つかみはぼうき)、水屋鐶(みずやかん)、長火箸(ながひばし)、板釜敷(いたかましき)、香溜(こうだめ)、底取(そことり)


■ 灰の種類


風炉灰(ふろばい)

    ふくさ灰ともいい、生灰(きばい)を目の細かい篩(ふるい)に通して、水で一度攪拌してアク抜きをし、浮いたゴミを取り除き、沈殿した粒子の細かい灰を天日干しして、絹篩にかけたもの。

藁灰(わらばい)

    稲藁の太くて芯が硬い、丸みを帯びた真っ直ぐなものを選び、塩水に浸したあと、水気を切り焙烙に並べて蓋をし、蒸し焼きにしたもの。

藤灰(ふじばい

    化粧灰とも言い、樹皮をはいだ藤を焼いたもの。風炉の蒔灰(まきばい)に化粧として用いる。

炉灰(ろばい)

    炉の下地灰で、アク抜きをして貯えたもの。

湿し灰(しめしばい)

    貯えた炉灰に湿り気を与えたもの。
    アク抜きをした灰を拡げて天日で乾かし、粗めの篩に通してゴザか上敷の上に拡げ、煮出した番茶をジョウロでまんべんなくかかけ、手でモンで全体を湿します。この作業を数回繰り返して程よい湿り気を残して篩に通し、カメに保存します。
    湿し灰は火のおこりを良くし風情が加わるので、炉の灰の仕上げ・炉の蒔灰に使用します。

(縄灰(なわばい)

    藁をなった縄を燃やしたもの。手焙りや火鉢に用います。

(籾灰(もみばい)

    籾殻をくすベて作った灰。
    縄灰と同じく、手焙りや火鉢に目先を変えるために用いることもあります。

2014年5月14日水曜日

風炉 続き薄

2014年5月13日(火)
2017年10月24日(火) 中置(五行棚)

■お花 
八角蓮(はっかくれん)

二人静(ふたりしずか)

■ 「続き薄」のお点前とは

一会の茶事では、濃茶、後炭、薄茶の順序で行なわれますが、連客中に帰りを急ぐとか、亭主側の方で特別な趣向があって、時間を短縮したいような場合には、後炭を略して、濃茶の後半から直ぐに薄茶点前にかかることを【続き薄茶】といいます。
ただし、茶事の中でも、朝茶事、夜咄などは続き薄茶が約束になっています。

■ 吉野棚

圓能斎好
吉野太夫が好んだ二畳の席の吉野窓から意匠された小棚。
四本柱には吉野丸太のごく細いものを面皮付で用い、
客付は円窓を袴抜き、
勝手付は冬は障子、夏は葭をはめる。
勝手柱に竹釘が打ってある。







■ 準備
・濃茶椀に茶巾・茶筅・茶杓を仕組む。薄茶椀を用意しておく。
・主菓子と干菓子。

棚下段に水指し、棗を上段に、茶入れを正面に飾ってお迎えつけ「どうぞお入りを」ふすまを閉める。

お菓子を運ぶ:主客の前に置きがって立ち退室「どうぞお取り回しを」ふすまを閉める。

客:菓子盆を取り一礼、置き、次客に「お先」点主に「頂戴致します」懐紙をだし膝前に置きお菓子を取り置く。次客との間にお盆を置く。いただく。

■ 点前

◆◆◆ 前半は濃茶 ◆◆◆ 

膝前に茶碗を置き、ふすまを開ける。
茶碗(茶碗に茶巾・茶筅・茶杓納める)を持ち運び、茶碗左1手で勝手つきに置く。
置き合わせ(茶入れ水指しの右前、茶碗右横を取り、左横、右手前で水指しの左前)
建水(中に蓋置き、上に柄杓ふせる)持って入り、ふすまを閉める。

点前に座り(正面)、建水置く。

柄杓構えて蓋置きを敷板の出ず入らずに出し、
柄杓置き(カツンポトン)、総礼。
建水くりあげる。
 
置きあわせ(茶碗ー右手前・左横・右横で膝前、茶入れ右で取り茶碗の下に置く)

お仕覆の紐をほどき横向きに置き直し手の平におき右左と口を切り茶入れを取り出し置く。
お仕覆は(右手で右横を持ち、ひっくり返 さずに)輪を棚のかけ釘にかける。

人差し指を入れ、帛紗さばき(草の四方さばき-六方さばき)、
茶入れをふき(蓋二引き胴2回回し拭き)、水指前左側に置く。

帛紗さばき直し、茶杓拭き、茶入れの上に置く。
その横に茶筅出し置き、
帛紗で水指蓋を清め、茶巾を水指しの蓋の上に出し置き、
茶碗下げる。

帛紗を指に挟んで柄杓構えて、釜の蓋あける。

帛紗は左横に下げて置く。

湯をくみ、置き柄杓。
茶筅通し(コン、見上げてコン、2回、いりのしで抜く)

湯を捨て、茶巾取り、茶巾で拭く(3回半)。
茶碗置き、茶巾を釜の蓋の上に置く。

茶杓持って左で茶入れを取り、
茶杓を握りこんで蓋を取り茶碗の右横に置き
茶をくみ(3杓くみ出し、茶杓茶碗に仮置きし、回しだし)
茶入れの口を向こう、手前とふき、蓋をして置く。

茶をさばき茶碗の縁でコン(音は立てない)。茶杓を置く。

水指の蓋を三手で開ける(つまみ、8時、10時)。

柄杓を取り、湯をくみ、切柄杓。
茶筅で練る。
茶筅左にもたせて湯をくみ茶筅をまわしながら湯を入れゆるめる。出す。

お客:取り込み、一礼、少しまわして(正面を避ける)いただく。

一口で「おふく加減は?」
客:「結構でございます」

客付に回る。茶名のやり取り。

客:茶を1口残し左茶碗を膝前に置き、「ただいまのお茶名は?」
点主:「きうんでございます」
客:「おつめは?」
点主:「小山園でございます」
客:「先程は結構なお菓子をありがとうございました」お茶を飲み切る。
飲み終わったら膝前に置く。正客「お茶碗の拝見を」

飲みきりの音で、点前に戻り、

水1杓くみ、引き柄杓。
帛紗を腰につける。

客:茶碗を返す。
茶碗取り込み総礼。

湯をくみ捨てる。
「勝手ながら、薄茶を一服差し上げます。」点主一礼。

茶碗に茶巾納め、茶筅入れ、右手に茶碗受けて持ち 左手に建水を持ってさがる。
水屋で、建水をきれいにして、薄茶茶碗を用意する。

◆◆◆ ここから薄茶 ◆◆◆

ふすま開けたままで、お菓子を運び、一礼。

右手に茶碗受けて持ち、左手に建水を持って入り、ふすまは開けたまま。
点前に座る。

建水は引いた位置に。
茶碗を膝前に置き、その下に棚の棗を右手で取りおき、帛紗さばいて清める。

棗を建水の右肩に置く。

茶筅だし、茶碗下げて、茶巾釜の蓋の上に置く。

湯をくみ、茶筅通し(コツン、サラサラ、のの字)茶碗ふき、茶杓持って「お菓子をどうぞ」

お茶をたて出す。

主客:取り込み、次客へゆずる。「都合でお先にどうぞ」
次客:「お先に」
主客:「先のお茶入れ、お仕覆拝見を

茶杓を水指の右に仮置き。

茶入れを膝前に置き、建水右肩の棗を左手でとり茶入れのあったところに置き換える。
茶杓を棗の上に置く。

茶入れ持って客付へ向く。
帛紗をさばき清める(蓋を拭いたらふくさ置いて蓋を取り縁を拭く。蓋をして茶入れを出す。

帛紗を腰につけ点前に戻る。
右手でかけ釘のお仕覆をとり、左手に乗せ、客付に回って出す。

主客:茶入れ、お仕覆とりこみ、右膝におく。
次客:茶碗返す
茶碗取り込み湯を入れ捨て、ふいて、主客の分を点てて出す。
茶碗かえったら、とりこみ湯をいれ捨てる。

主客:「どうぞおしまいを」
点主:「おしまいいたします」

水1杓入れ茶筅通し(サラサラ、コツン、1回見上げのの字)。
茶巾おさめ、茶筅納め、茶杓持ち建水を下げる。

茶杓ふき、茶碗にふせ、 中仕舞。
(建水の上で帛紗を払い、茶碗を左膝頭、棗を右膝に置く。)

釜に水1杓入れ湯返しし、釜の蓋閉める。

柄杓蓋置きに置き、水指しの蓋閉める。

客:「お茶杓、おなつめ、拝見を」(茶杓を先に言う!

柄杓を建水にふせて、蓋置きを右手左手で建水の手前に。

茶杓持ち、点前から出し正面へ戻る。

茶碗を右一手で勝手つきに割り、棗を持って客付へ向く。
帛紗さばき清めて、出す。

正面へ戻り、柄杓を棚のかけ釘に、蓋置きを柄杓の柄の下に飾る。

建水を持って退室。

主客:茶杓、棗とりこむ。

茶碗持ってさがる。

水注ぎ持って入り、棚から水指を全部出し、蓋を2手で開け、左横に立てかける。
水を注ぎ、水指の蓋を閉め、水指を元の位置に戻す。

退室し、ふすまを閉める。

客:道具拝見(茶入れー縁外に置き、一礼、蓋をとって中をを拝見、
一礼して縁内の客との間に置く。茶杓ー縁外に置き一礼、拝見。縁内の次客との間に置く。おしふくー縁外に置き一礼、拝見。次客との間に置く。主客と次客が出合いでお道具を返す。

左から茶入・茶杓・仕覆・棗。

ふすまを開けて入室。客つき正面へ座る。
主客:「お茶入れのお形は?」
点主:「かたつき」
主客:「お窯元は?」
点主:「丹波」
主客:「お茶杓のお作は?」
点主:「玄々斎」
主客:「ご名は?」
点主:「緑陰・一声・落とし文」
主客:「おしふくのお布地は?」
点主:「弥左衛門かんど」
主客:「お棗のお塗りは?」
点主:「宗哲」
客:「ありがとうございました」

棗だけ持ち正面向き、棚の上に飾る。

客付に戻り、右手でお仕覆の底を持ち左手にのせ、お茶杓のせ、右で茶入を持ちさがる。
(かざらない場合、左手に おしふく、その上に茶入れをのせ親指で肩をおさえ、右手で茶杓握りこんでなつめを持つ)

柱つきに茶入、茶杓、お仕覆を置き、総礼。ふすま閉める。

2014年4月23日水曜日

炉 続き薄

2014年4月22日(火)

■ 「続き薄」のお点前とは

一会の茶事では、濃茶、後炭、薄茶の順序で行なわれますが、連客中に帰りを急ぐとか、亭主側の方で特別な趣向があって、時間を短縮したいような場合には、後炭を略して、濃茶の後半から直ぐに薄茶点前にかかることを【続き薄茶】といいます。
ただし、茶事の中でも、朝茶事、夜咄などは続き薄茶が約束になっています。

■ 杉棚











 

■ 準備

・濃茶椀に茶巾・茶筅・茶杓を仕組む。薄茶椀を用意しておく。
・主菓子と干菓子。

棚下段に水指し、棗を中段に、茶入れを正面に飾ってお迎えつけ「どうぞお入りを」ふすまを閉める。

お菓子を運ぶ:主客の前に置きがって立ち退室「どうぞお取り回しを」ふすまを閉める。

客:菓子盆を取り一礼、置き、次客に「お先」点主に「頂戴致します」懐紙をだし膝前に置きお菓子を取り置く。次客との間にお盆を置く。いただく。

■ 点前

◆◆◆ 前半は濃茶 ◆◆◆ 

膝前に茶碗を置き、ふすまを開ける。
茶碗(茶碗に茶巾・茶筅・茶杓納める)を持ち運び、茶碗左1手で勝手つきに置く。
置き合わせ(茶入れ水指しの右前、上の茶碗左手そえて両手で取り、左、右、左で水指しの左前)
建水(中に蓋置き、上に柄杓ふせる)持って入り、ふすまを閉める。

点前に座り(炉口の内隅中心)、建水置く。

柄杓構えて蓋置きを出し、炉口の右角(3目)に置き、柄杓置き(カツンポトン)、総礼。
建水くりあげる。
 
置きあわせ(茶碗ー左・右で膝前、茶入れ右で取り茶碗の下に置く)

お仕覆の紐をほどき横向きに置き直し手の平におき右左と口を切り茶入れを取り出し置く。
お仕覆は(右手で右横を持ち、ひっくり返 さずに)輪を棚のかけ釘にかける。

人差し指を入れ、帛紗さばき(草の四方さばき-六方さばき)、
茶入れをふき(蓋二引き胴2回回し拭き)、棚と炉の間におく。

帛紗さばき直し、茶杓拭き、茶入れの上に置く。
その横に茶筅出し置き、茶巾水指しの蓋の上に出し置き、茶碗下げる。

帛紗を指に挟んで柄杓構えて、釜の蓋あける。

湯をくみ、釜の蓋閉める。茶筅通し(コン、見上げてコン、2回、いりのしで抜く)

湯を捨て、茶巾取り、茶巾で拭く(3回半)。茶碗置き、茶巾水指しの蓋の上に置く。

茶杓持って左で茶入れを取り、茶杓を握りこんで蓋を取り茶碗の右横に置き茶をくみ(3杓くみ出し、
茶杓茶碗に仮置きし、回しだし)茶入れの口を向こう、手前とふき、蓋をして置く。

茶をさばき茶碗の縁でコン(音は立てない)。茶杓を置く。

柄杓構えて釜の蓋あける。

帛紗を建水と体の間におく。

湯をくみ茶筅で練る。
茶筅左にもたせて湯をくみ茶筅をまわしながら湯を入れゆるめる。出す。

お客:取り込み、一礼、少しまわして(正面を避ける)いただく。

一口で「おふく加減は?」
客:「結構でございます」

中仕舞ー柄杓構えて釜の蓋閉め、柄杓を建水にふせ、蓋置きを建水の下に置く。

客付に回る。茶名のやり取り。

客:茶を1口残し左茶碗を膝前に置き、「ただいまのお茶名は?」
点主:「きうんでございます」
客:「おつめは?」
点主:「小山園でございます」
客:「先程は結構なお菓子をありがとうございました」お茶を飲み切る。
飲み終わったら膝前に置く。正客「お茶碗の拝見を」

飲みきりの音で、点前に戻り、中仕舞を解く
蓋置き取り、柄杓構えて釜の蓋を開け、柄杓をふせる。
茶巾を釜の蓋の上に移す。

杉棚の中棚の棗を右手で取り、左掌に乗せ、右手の親指で中棚を押しやり、棗を戻す。

水指しの蓋を3手で開け、水1杓くみ、帛紗を腰につける。

客:茶碗を返す。
茶碗取り込み総礼。

湯をくみ捨てる。
「勝手ながら、薄茶を一服差し上げます。」点主一礼。

茶碗に茶巾納め、茶筅入れ、正面向き、右手に茶碗受けて持ち 左手に建水を持ってさがる。
水屋で、建水をきれいにして、薄茶茶碗を用意する。

◆◆◆ ここから薄茶 ◆◆◆

ふすま開けたままで、お菓子を運び、一礼。

右手に茶碗受けて持ち、左手に建水を持って入り、ふすま閉める。点前に座る。

建水置き、茶碗膝前に置き、その下に棚の棗を取りおき、帛紗さばいて清める。

棗を建水の右肩に置く。

茶筅だし、茶碗下げて、茶巾釜の蓋の上に置く。

湯をくみ、茶筅通し(コツン、サラサラ、のの字)茶碗ふき、茶杓持って「お菓子をどうぞ」

お茶をたて出す。

主客:取り込み、次客へゆずる。「都合でお先にどうぞ」
次客:「お先に」
主客:「先のお茶入れ、お仕覆拝見を

茶杓を水指の右に仮置き。

茶入れを膝前に置き、建水右肩の棗を左手でとり茶入れのあったところに置き換える。
茶杓を棗の上に置く。

茶入れ持って客付へ向く。
帛紗をさばき清める(蓋を拭いたらふくさ置いて蓋を取り縁を拭く。蓋をして茶入れを出す。

帛紗を腰につけ点前に戻り、点前から左手でお仕覆をとり客付から出す。

主客:茶入れ、おしふくとりこみ、右膝におく。
次客:茶碗返す
茶碗取り込み湯を入れ捨て、ふいて、主客の分を点てて出す。
茶碗かえったら、とりこみ湯をいれ捨てる。

主客:「どうぞおしまいを」
点主:「おしまいいたします」

水1杓入れ茶筅通し(サラサラ、コツン、1回見上げのの字)。
茶巾おさめ、茶筅納め、茶杓持ち建水を下げる。

茶杓ふき、茶碗にふせ、 置き合わせ(水指しの右前になつめ、左前に茶碗ー右、左、右前)

釜に水1杓入れ湯返しし、釜の蓋閉める。

柄杓蓋置きに置き、水指しの蓋閉める。

客:「お茶杓、おなつめ、拝見を」(茶杓を先に言う!

柄杓を建水にふせて、蓋置き持って正面に回る。

茶杓持ち、点前から出し正面へ戻る。

茶碗を右一手で勝手つきに割り、棗を持って客付へ向く。
帛紗さばき清めて、出す。

正面へ戻り、柄杓を棚のかけ釘に、蓋置きを柄杓の柄の下に飾る。

建水を持って退室。

主客:茶杓、棗とりこむ。

茶碗持ってさがる。

水注ぎ持って入り、敷板一杯に水指を出し、蓋を3手で開け、前に立てかける。
水を注ぎ、水指の蓋を閉め、水指を元の位置に戻し、杉棚の中棚を元に戻す。

退室し、ふすまを閉める。

客:道具拝見(茶入れー縁外に置き、一礼、蓋をとって中をを拝見、
一礼して縁内の客との間に置く。茶杓ー縁外に置き一礼、拝見。縁内の次客との間に置く。おしふくー縁外に置き一礼、拝見。次客との間に置く。主客と次客が出合いでお道具を返す。

左から茶入・茶杓・仕覆・棗。

ふすまを開けて入室。客つき正面へ座る。
主客:「お茶入れのお形は?」
点主:「かたつき」
主客:「お窯元は?」
点主:「瀬戸」
主客:「お茶杓のお作は?」
点主:「六閑斎」
主客:「ご名は?」
点主:「若葉」
主客:「おしふくのお布地は?」
点主:「大内金襴」
主客:「お棗のお塗りは?」
点主:「宗哲」
客:「ありがとうございました」

棗だけ持ち正面向き、中棚に飾る。

客付に戻り、右手でお仕覆の底を持ち左手にのせ、お茶杓のせ、右で茶入を持ちさがる。
(かざらない場合、左手に おしふく、その上に茶入れをのせ親指で肩をおさえ、右手で茶杓握りこんでなつめを持つ)

柱つきに茶入、茶杓、お仕覆を置き、総礼。ふすま閉める。

2014年2月4日火曜日

炉 逆勝手 濃茶

2014年2月4日(火)
2020年2月4日(火)
炉 逆勝手 濃茶

軸:鬼は外 福は内と・・・・・・

花:侘助・柊 水仙・柊

茶入:初花肩衝(瀬戸) 尻張り(膳所)
仕覆:珠光緞子 子石畳宝尽緞子
茶杓:玄々斎 (雪間の草、下萌、立春、鶯宿梅、梅が香、飛梅、初音)
初花肩衝 珠光緞子












【 準備 】

帛紗は右側に付ける。
正面に水指、茶入れを飾り、迎えつけ。
「お菓子をどうぞ」ふすまを閉める。

客:菓子盆を取り一礼、置き、次客に「お先」点主に「頂戴致します」
懐紙を出し膝前に置きお菓子を取り置く。
次客との間にお盆を置く。いただく。

膝前に茶碗を置き、ふすまを開ける。
左足を立て、敷居まで右足を進め、左足から入る。


茶碗(茶碗に茶巾・茶筅・茶杓納める)を持ち運び、
点前に座り(畳の中心)、
茶碗を右横・左横・右手前で勝手つき(右側)に置く。

茶碗と茶入れを置き合わせる。(茶入れ水指しの左前の畳、茶碗右手前・左・右で水指しの右前の畳)

右足を立て、斜め後ろに引き、左回りに回って、右足から敷居を超えて下がる。



右手で建水を持ち、ふすまを閉める。

右手で建水をいつもの位置へ置く。

右手で柄杓を取り構え、右手で蓋置を炉の左角(道具畳)三目三目に置く。
柄杓を持つ左手の上を右手で持ち、左手を下げ、左手で蓋置に置く。
総礼。
建水をくり上げ、居住まいを正す。


置きあわせ(茶碗ー右・左・右で膝前、茶入れ右で取り茶碗の下に置く)
お仕服の紐をほどき横向きに置き直し、
口を向こう手前の順に広げ、
手の平におき右左と口を切り、茶入れを取り出し置く。

お仕服は、右手で右横を持ち、火の方向にひっくり返さない!
水指の右横に置く。角棚の場合は、右手前に置く。

【 帛紗 】

右手で帛紗を上に1/3折り上げ、引き抜く。
右手を左手の上に返し、帛紗さばき。帛紗が縦の時は右膝の上で。
帛紗さばき(草の四方さばき-六方さばき)、
茶入を清め(蓋二引き胴2回 反時計回りに回し拭き)、水指しの左前におく。

帛紗さばき直し、茶杓を清め、茶入の上(火の方)に置く。
その横に茶筅出し置き、
水指の蓋の上を帛紗で清め、茶碗を引き、茶巾を出し置く。
ふくさを右膝横に仮置き。(柄杓を左手で持つから)

左手で柄杓を持ち、構えて、右手で帛紗を取り、釜の蓋あける。ふくさ右膝頭に仮置く。

湯をくみ、釜の蓋を閉める。
茶筅通し(コン、見上げてコン、2回、いりのしで抜く)。
左手で湯を捨て、茶巾取り、右膝の上で拭く(3回半)。
茶碗置き、茶巾水指の蓋の上に置く。

茶杓持って左で茶入れを取り、茶杓を握りこんで蓋を取り茶碗の点前に置き茶をくみ(3杓くみ出し、茶杓茶碗に仮置きし、回しだし)茶入の口を向こう、手前とふき、蓋をして置く。
茶をさばき茶碗の縁でコン(音は立てない)。茶杓を置く。

水指しの蓋を、摘み・左横・右横の三手であける。

柄杓を構え、帛紗を取り、釜の蓋を開け、湯を汲む。

茶筅で練る。茶筅左にもたせて湯をくみ茶筅をまわしながら湯を入れ柄杓を釜に置く。
ゆるめる。出す。

お客:取り込み、お客が総礼。

持って感謝。少しまわして(正面を避ける)いただく。
一口で「おふく加減は?」
客:「結構でございます」

客つきに回る。茶名のやり取り。

客:茶を1口残し左茶碗を膝前に置き、「ただいまのお茶名は?」
点主:「きうんでございます」
客:「おつめは?」
点主:「小山園でございます」
客:「先程は結構なお菓子をありがとうございました」お茶を飲み切る。飲み終わったら膝前に置き、懐紙かぬれ茶巾で茶碗を拭く(3回)。縁外に出し拝見する。

飲みきりの音で、点前に戻り、 水1杓釜に差し、帛紗を腰につける。

客:茶碗を返す。
茶碗取り込み総礼。

湯をくみ、右手で捨てる。
「おしまいいたします」
取り柄杓で水を入れ、置き、茶筅通し。
水を左手で捨て、茶巾納め、茶筅入れ、右手で茶杓を握りこんで、右手で建水をさげる。

置き合わせ(水指しの左前に茶入れ、右前に茶碗ー右、左、右前)


釜に水1杓入れ釜の蓋閉める。
水指の蓋を三手で閉める。
客:「お茶入れ、お茶杓、お仕服拝見を」

柄杓を建水にかけ、蓋置き建水の下に置く。お茶碗を左一手で勝手付きに割る。

茶入を持って客付へ回る。帛紗さばきふく(蓋を拭いたらふくさ置いて蓋を取り縁を拭く。蓋をして茶入れを出す。

帛紗を腰につけ正面に戻り茶杓を取り、点前からだす。

点前に戻り、左手でお仕覆をとり、客付から出す。

正面へ戻り、右手で柄杓、蓋置きを持ち、左手で建水を持って、手がクロスしたまま右足を立て、右回りで退室。

客:茶入れ、茶杓、お仕覆とりこむ。

茶碗持ってさがる。
水次を右手に持って入る。右手で茶巾を取り左手に持たせて、水を次ぐ。
ふすまを閉める。


客:道具拝見(茶入ー縁外に置き、一礼、蓋をとって中をを拝見、
一礼して縁内の客との間に置く。茶杓ー縁外に置き一礼、拝見。縁内の次客との間に置く。お仕服ー縁外に置き一礼、拝見。次客との間に置く。返す。
ふすまを開けて入室。客付正面へ座る。
客:「お茶入れのおかたちは?」
点主:「初花肩衝でございます」
客:「お窯元は?」
点主:「瀬戸」
客:「お茶杓のお作は?」
点主:「玄々斎」
客:「ご名は?」
点主:「雪間の草」
客:「お仕服のお布地は?」
点主:「珠光緞子」「友湖」
客:「ありがとうございました」

右手でお仕服の底を持ち左手にのせ、お茶杓のせ、右で茶入れをもちさがる。
柱つきに茶入れ、茶杓、お仕服置き、総礼。

ふすま閉める。 

2014年2月3日月曜日

千家十職

■ 茶入れの形 ■



 

 

 

 

■ 仕覆いろいろ ■

【緞子】

■ 薄器 ■

四滴(してき)

 左から
水滴(すいてき)
手瓶(てがめ)
つる付(つるつき)
油滴(油滴)



先生の四滴は、清水焼の昭阿弥(しょうあみ)