2020年5月19日火曜日

風炉 貴人清次 薄茶

 ■準備■

棚・水指・水注・建水・蓋置・柄杓

貴人茶碗+貴人台 貴人茶碗に茶巾、茶筅、茶杓納める
次茶碗千鳥茶巾煤竹の茶筅を納める。
貴人台は右左の順で両手で扱う

■点前■

棚の上段に棗、下段に水指。
茶入れをその正面に荘り 迎え付。「どうぞお入りを」ふすまを閉める。
お菓子を運ぶ:貴人の前に高坏の菓子器を置き退室。ふすまを閉める。

建付けに貴人台と茶碗を置き、襖を開け、貴人に対して一礼。

貴人台に貴人茶碗をのせて運び、
正面に座り、左手を引きながら貴人台を勝手付きに置き、
棚上段の棗を水指の右前におろし、貴人台と置き合わせる。

右手に次茶碗を受けて持ち、左で建水を持って入る。

点前に座り、建水を置き、次茶碗左一手で勝手付きに置く。

柄杓構えて蓋置き出し、柄杓置き(カツンポトン)、建水くりあげる。 

茶碗(右手前左手横、右手横)両手で膝前、棗を右手半月で取り茶碗の前に置く

帛紗を草に捌き 、棗を清め、水指の左前におく。
帛紗を捌き直し、茶杓を清め、棗の上に置く。

茶筅を水指の右前に出す。
帛紗を指に挟んで柄杓構えて、釜の蓋あけ、帛紗は建水の下に置き、茶巾を釜の蓋に置き、湯をくむ。

茶筅を取り、左手を添えて茶碗に入れ(コン)両手で下げる。
茶筅通し(見上げてコン×2回、いりのしで抜く)

茶碗に左手を添えて右手で取り、左手で湯を捨てる。

茶巾を取り茶碗を拭く(3回半)。

茶巾を入れて左手を添えて茶碗を台に乗せ、茶巾を釜の蓋の上に戻す。
茶杓持って「お菓子をどうぞ」

貴人:菓子盆を取り一礼、置き、次客に「お先」点主に「頂戴致します」懐紙をだし膝前に置きお菓子を取り置く。次客との間にお盆を置く。いただく。

左手で棗を取り、茶杓を握りこんで蓋を取り茶碗の右下に置き茶をくむ(1杓半)
茶碗の縁でコン。
棗を置き、茶杓を置く。

水指しの蓋を開ける(3手)

湯を汲んで茶碗に入れ茶を点てる。

茶が点つと、貴人台を両手で取り上げて客付に回り、右向こう左手前を持ち貴人台を上で2回まわし、置き、左右と膝退してひかえる。

お供:取り込み、貴人の前に運び一礼。席に戻り控える。
貴人:左膝前に置き「お先に」、正面に置き「お点前頂戴致します」、右膝前に預けてお茶碗だけ取り、少しまわして(正面を避ける)いただく。飲み終わったら台にのせ、縁 外にだし拝見する。

貴人の一口で「お供へも差し上げます」

右左で膝行して点前に戻り、左手前右手横で次茶碗を取り、膝前に置く。

煤茶筅を建水の右肩に置き、千鳥茶巾を釜の蓋の上の向う側に逆手で置く。

湯を次茶碗に汲み、茶筅通し一度上げ二度打ち(コツ見上げてコツ)、のしでぬいてけんすいの肩に置く)。

千鳥茶巾で茶碗を拭く。

茶杓持って「お菓子をどうぞ」

お供:お菓子をいただく。貴人が飲み終わったら「お茶碗拝見を」縁内から縁外へ茶碗をだし拝見、右膝前に取り込んでおく。

お茶をたてその場から出す。

お供:貴人の茶碗を返して(上座に置く)茶碗、縁内正面に取り込み「お相伴致します」「お点前頂戴致します」

お供の一口で帛紗を腰につけ、客付向いて貴人茶碗を両手で持って居前に戻り、湯を汲み捨てる。

貴人:「どうぞおしまいを」

片手をついて受ける。
茶碗を貴人台に置いて「おしまいいたします」

取り柄杓で水をくみ、茶筅通し(1回)水を捨てる。

茶巾を清茶碗に入れ、台に茶碗を左手を添えて乗せる。

釜の蓋の千鳥茶巾を手前に置きかえる。
茶筅を清茶碗に入れ、次茶筅を建水の肩から、その後に置き換える。

貴人台を右横左横を持って取り上げ、左手前に持ち替えて勝手付きに置く。

お供:茶碗を返す

お供が戻ったら茶碗取り込み湯を入れ捨てる。

お供:「どうぞおしまいを」

「おしまいいたします」

水を汲み茶筅通し(シャバシャバ、コツンのみ。見上げない
湯を捨て、茶碗に千鳥茶巾を入れ、次茶筅を入れ、茶杓持って建水を多めに引く
帛紗を捌き、茶杓を拭き茶碗にふせる。

帛紗を払って腰につけ、棗を水指前右寄りに置き換え、次茶碗を右左右手前の三手で棗と置き合わせて本仕舞にする。


釜に水1杓入れ湯返しし、釜の蓋閉める。
柄杓蓋置きに置き、水指しの蓋閉める。

貴人:「お棗、お茶杓拝見を」

これを受け、柄杓を取り棚に荘り、蓋置きも荘る。

次茶碗を勝手付に割り付ける(貴人茶碗の下)。

棗を取って左掌に乗せ、客付に回る。
帛紗を捌き、棗を拭き清め、定座に出す。
(蓋を拭いたら帛紗握りこんで蓋を取り縁を拭く)

帛紗を腰につける。

居前に戻り、茶杓を右手で取り左手に持たせて客付に回り、棗の右に出す。

居前に戻り、左手で次茶碗を右掌に乗せ、一膝勝手付に回り、左手に建水を持って水屋へ下がる。

お供:棗と茶杓とりこみ、貴人の前に運び一礼。席に戻り控える。

貴人台を右横左手前ともって取り上げ、左横と持ち替え、右手を茶碗とホオズキに添えて持って下がる。
茶道口に座って台茶碗を勝手付に置き、貴人に対して一礼。


水注を持って入り、水指し正面に座り、水を注ぐ(水注ぎ水差しの左前に置き、水差しの蓋を2手で開け、水を注ぎ、蓋を閉め、下がる。

客:道具拝見 お供が返す。

ふすまを開けて入室。
客:「お棗のお形は?」
点主:「利休好みの中棗」
客:「お塗は?」
点主:「宗哲」
客:「お茶杓のお作は?」
点主:「鵬雲斎大宗匠」
客:「ご名は?」
点主:「薫風」
客:「ありがとうございました」

左掌に棗を乗せて、右手で茶杓持って棚正面へ向き、茶杓水指に預け、棗を棚の上に荘り、茶杓のみ持って下がる。
茶杓を建付けに置き、主客総礼して茶道口を閉めて終わる。

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