■葉蓋(はぶた)
葉蓋の扱いは、玄々斎が末廣籠の花入れの花筒に梶の葉を蓋に見たてて水指に使用したのが始まりとされます。
水指の蓋を取る時
右手で茎を取り、左手を添えて二つに折り、茎が左勝手付きに向くように横にします。それを、葉の大きさによって、三つか四つに折って、茎の端をその折ったところに差します。これは折った葉が開かないようにするためです。それを、左手で建水の中に入れます。
水指の蓋を閉める時
終りの柄杓を取って釜に水をさし、柄杓をかまえて釜の蓋を閉めると、正客から拝見を請われます。(通常は水指の蓋を閉めてから拝見ですが)
柄杓をかまえたまま軽く一礼して、柄杓を蓋置の上に引かずに、すぐに
建水にあずけ、蓋置を建水の後ろに置いて、いつものように棗、茶杓を
拝見に出します。
■割蓋(わりぶた)
説明を追加 |
<蝶番付割蓋(ちょうつがいわりぶた)の扱い>
(今日のお稽古では左手で押さえて右から開けたけど)
蝶番の付いた水指の蓋の開け方は、まず右手の指先で、右の蓋の手前を軽く押さ え、左手で左側の蓋を静かに開け、上に開けてゆき、右手に持ちかえ、右の蓋を 左手で右の蓋の手前を左手の指先で軽く押さえながら、右蓋の上に重ねます。 蝶番の付いた水指の蓋の閉め方は左手を蓋の手前に添えて起して、左手を上にし て持ちかえ両手でおろして閉めます。この時右手は手前に添えておきます。 薄茶の場合:点前が終って柄杓・蓋置を荘り置く時、湯返しはせず、柄杓の合を 伏せて水指の蓋の上に斜めに置き、蓋置を「入」の字形に荘ります。蓋置は竹が 好ましいでしょう。
■釣瓶(つるべ)
<釣瓶(つるべ)の扱い>
開ける時
左側の向こうから、左手で1㎝くらい押す。
左側の点前を両手で持ち、静かに引きぬく。
右側に重ねて両手で押す。1㎝くらい手がかりを残す。
閉める時
右側の手がかりを両手で持ち、引き抜く
左側に置き、両手で押す。最後1㎝くらい残す。
右手親指で、最後まで押す。
■手桶(ておけ)
棚と水次は不要
予め手桶水指は運びでは重そうなので置いておく
蓋の開け方:手前の蓋を両手で引いて取り、左手の左側を右手で持ってくるりと回して向こう側の蓋に重ねる
蓋の閉め方:向こう側に重ねた蓋を両手で取り、上と同様にくるりと回して手前に挿しこむ
薄茶の時は、最後に持ち手の左側に柄杓の合をかけて水平に置き、手前の蓋上に蓋置を飾って終わる
濃茶の時は、最後に持って帰り、勝手口で終わりの挨拶
■桶側(おけがわ)細水指
古染付形物水指の一で、円筒状の胴を浅い輪花(りんか)に絞り、くびれに藍で竪筋(たてすじ)を入れ、口廻りに雷文繋ぎを描いたものをいいます。 胴に入れた竪筋が桶の側面を思わせるところからこの名があるといいます。 詩箋(しせん)ともいい、詩箋とは漢詩を書くのに用いる紙のことで、罫線の引かれた姿が似ているところからといいます。
細水指は中置の時期に使用
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