2013年7月16日火曜日

風炉 洗い茶巾 薄茶 つるべの水指 


2013年7月16日(火)
2017年7月4日(火)

軸:清流無間断(せいりゅうかんだんなし)
  鳥啼山更幽(とりないてやまさらにしずかなり)
花:木槿
  紫陽花
茶杓:不休斎 (祇園囃子・宵山・打ち水)
   認得斎(天の川・かじか・織姫)
茶入:琉球蒔絵の中棗
   四滴(水滴・つる付・油滴・手瓶)
水指:つるべ
   割蓋

夏は水を使うお点前が多くある。
一番の基本は洗い茶巾。

利休さんがお弟子の瀬田嘉門の伊羅保焼きの大きな平茶碗を持っているところから、夏のお点前を考えるように宿題を出したという。

瀬田さんは、その大きな琵琶色の茶碗にたっぷり水を入れ、琵琶湖のイメージにした。

名前をもじって、大きな長い茶杓を作り、琵琶湖に架かる瀬田の大橋、唐橋とした。

茶巾はたっぷりの水に浮かべられ、絞る水音は涼しさを呼ぶ。

茶会は大成功だった。



準 備:釜の右側につるべの水指を置いておく。
お菓子:主客の前にお菓子を置き一礼、一膝下がって立ち退室

柱寄りに、平茶碗を置いて、ふすまを開けて総礼。
     (洗い茶巾を流して、なみなみと水を張った平茶碗に茶杓と茶筅)

勝手付きに仮置き、退室。

右手になつめ(掌に)、左手に建水を持ち運ぶ(ふすまは閉めない)。

点前(畳中心)に座り、建水を置く。
右手掌の棗を左手で横から持ち、右手で半月に持ち、水指右前に置く。
茶碗を、右横左横右手前と持ち、水指左前に置き合わせる。
(両手扱いで)

柄杓構えて蓋置き出し、風炉の左角に出ず入らずで置き、柄杓置き(カツンポトン)、建水くりあげる。 







置きあわせ
・茶碗ー右手前・左横・右横で膝前(両手扱いで)
・なつめー右で取り半月持ちで茶碗の下に置く

ふくささばき(草のふくささばき) 、なつめをふき、水指しの左前におく。
(四滴の場合は二引き)
ふくささばき直し、茶杓拭き、なつめの上に置く。その横に茶筅出し置き、茶碗下げない

ふくさ指に挟んで柄杓構えて、釜の蓋あける。
柄杓を釜に預ける。(置き柄杓)
ふくさ建水の下に置く。

茶碗を少し自分の方へ引き寄せる。
茶巾を持ち上げ、涼やかな水の音をたてる。
1回茶碗の上で絞ったら、建水の上できちんと絞る。
畳み直して、茶巾を釜の蓋の上に出し置く。

茶碗の水を、両手で少し流してから左手一手で建水に流す。
茶碗を膝前に置き、湯を一杓入れ、茶筅とおし。

茶筅通し(コン、見上げてコン、2回、いりのしで抜く)
湯を捨て、茶巾取り、茶巾で拭く(3回半)。茶碗置き、茶巾釜の蓋の上に置く。
茶杓持って「お菓子をどうぞ」
                                                            


                                                                                       
客:菓子盆を取り一礼、置き、次客に「お先」点主に「頂戴致します」懐紙をだし膝前に置きお菓子を取り置く。次客との間にお盆を置く。いただく。

左でなつめを取り、茶杓を握りこんで蓋を取り茶碗の下に置き茶をくむ(1杓半)
茶碗の縁でコン。なつめを置き、茶杓を置く。

水指しの蓋を開ける。
つるべ:右手で左側向こうを少し押す。両手で手前を引いて、右側に手がかりを残して重ねる。
割蓋:左手で蓋を押さえて、 右手で三時を持ち開け、半分まできたら左手で重ねる。
お湯を入れたてて出す。



お客:取り込み、次客との間に置き、「お先に」膝前に置き「お点前頂戴致します」少しまわして(正面を避ける)いただく。飲み終わったら縁外にだし拝見する。

一口でふくさ腰につける。

客:茶碗を返す。

茶碗取り込み湯をくみ捨てる。

客:「どうぞおしまいを」

片手をついて一礼。
茶碗を膝前に置き、「おしまいいたします。」


取り柄杓で水をくみ、引き柄杓。
茶筅通し(1回)、水を捨て茶巾を納め置き、 茶巾納め、茶筅入れ、茶杓持って けんすいさげる。

茶杓拭き茶碗にふせる。右手で茶碗を左膝正面に置き合わせ、
中じまい(点前正面(左膝前)に茶碗、その右横になつめ)する。
ふくさ建水の上ではらい、腰につける。

釜に水1杓入れ釜の蓋閉める。
柄杓蓋置きに置き、水指しの蓋閉める。
手がかりを両手で引き、左側に置いて向こうに押しやり、最後は右手親指で押す


客:「お棗(お薄器)、お茶杓拝見を」

柄杓を建水にふせて、蓋置き建水の下に置く。茶碗右1手で勝手つきに割る。

なつめ持って客つきへ向く。
ふくささばきふく(蓋を拭いたらふくさ握りこんで蓋を取り縁を拭く。)蓋をしてなつめを出す。
ふくさを腰につけ正面に戻り茶杓を取り、点前からだす。

正面へ戻り、柄杓、蓋置き、持って一膝下がって建水持ち、立ち、退室。

客:なつめ、茶杓とりこむ。

茶碗持ってさがる。
水指し持って下がり、ふすまを閉める。


客:道具拝見(なつめー縁外に置き、一礼、蓋をとって裏書き・花押を拝見、
一礼して縁内の客との間に置く。茶杓ー縁外に置き一礼、拝見。縁内の次客との間に置く。返す。

ふすまを開けて入室。道具正面へ座る。

客:「おなつめのおかたちは?」
点主:「琉球蒔絵の中棗」 
   お塗は聞かない

客:「お茶杓のお作は?」
点主:「不休斎」
客:「ご名は?」
点主:「祭囃子」
客:「ありがとうございました」

左手になつめを受けて、右手で茶杓持ってさがる。

柱つきになつめ、茶杓置き、総礼。ふすま閉める。

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