2020年5月23日土曜日

風炉 濃茶点前

水指を正面に風炉と置き合わせ、水指の前に茶入を荘っておく。

お菓子を運ぶ:主客の前に置きがって立ち退室「どうぞお取り回しを」襖を閉める。
客:菓子盆を取り一礼、置き、次客に「お先」亭主に「頂戴致します」懐紙をだし膝前に置きお菓子を取り置く。次客との間にお盆を置く。いただく。

【手前】

茶道口に坐り、膝前に茶碗を置き、襖を開ける。

茶碗(茶碗に茶巾・茶筅・茶杓)を右手で取り左掌に乗せ右手を添えて持ち右膝から立ち上がり、定座に坐る。

茶碗を右横左手前で勝手付に仮置き。

右手で茶入を水指の右前寄りに置き、茶碗左手前右横左横で水指の左前に置く。水屋に下がる。

建水(中に蓋置き、上に柄杓ふせる)持ち出し、茶道口に建水を膝前に置いて坐り、襖を閉めて左膝を立てて立ちあがる。

点前に座り(畳の中心)、建水置く。

左手で柄杓を取り構えて、右手で蓋置を出し、風炉敷板の左前角(出ず入らず)に置き、柄杓を引く(カツンポトン)。

主客総礼。

建水をすすめ、居ずまいを正す。 

茶碗を右手前左横右横で膝前に置き、茶入を右手で取り茶碗と膝の間に置く。

仕覆の紐をとき、右手で輪を引き、横向きに置き、右手でつかり左手で打留(うちどめ)を持って引き伸ばし、左掌に乗せ、右左とぬがせる。

茶入を取り出し膝前に置く。

仕覆のつかりをそろえ、右手で右横を持ち火の方向に打ち返し、左手にのせ、右手で風炉と水指の中間の向こう寄りに置く(結び目が水指の方向くように)。

帛紗捌き(右人差し指を入れて草の四方捌き-六方捌き)、茶入をふき(蓋向こう手前と二引き、左回りに胴拭き)、水指の左前におく。

帛紗捌き直し、茶杓拭き、茶入の蓋のつまみの左側に置く。

茶筅を茶入の右側に置き合わせる。

(塗り蓋の場合)帛紗を折り返し、水指の蓋をで二の字に清め、
茶碗を手前に引く。

茶巾を水指の蓋の上に置く。

帛紗を人差し指と中指に挟んで、柄杓を構え、釜の蓋を取り、蓋置に置く。

帛紗は建水の後に置く。

湯を汲み茶碗に入れ、釜に置き柄杓。

茶筅通し(コン、見上げてコン×2回、「の」の字)水指前に戻す。

湯を捨て、茶巾を取り、茶巾で拭く(3回半)。

茶碗置き、茶巾は釜の蓋の上に置く。

茶杓を右手で取り、左手で茶入を取り、茶杓を握りこんで、茶碗の左横で蓋を取り、蓋は茶碗の右横に置く。

茶をくみ(3杓くみ出し、茶杓茶碗に仮置きし、回しだし)茶入の口を向こう、手前とふき懐紙で指を清め、蓋をして戻す。

茶杓を取って茶を捌き、茶碗の縁でコン(音は立てない)。茶杓を茶入の蓋(火の方)に置く。

水指の蓋を三手で開ける。水指の左横に摘みが右横になるように置く。

柄杓を右手で上から取って(取り柄杓)水一杓汲み釜に差し、湯を汲み茶碗に入れ残りを釜に戻す。切り柄杓。

茶筅を取り、練り合わせる。

茶筅を左縁に預けて、湯を汲み、右手で茶筅を持ち上げ穂先から湯を注ぎ、残りの湯は釜へ戻す。置き柄杓。

茶筅を取り、よく練り合わせる。茶筅を戻す。

茶碗を右手で取り左掌にのせ、正面を客に向けて定座に出す。
(楽茶碗以外の時は、懐中から古帛紗を出し、茶碗の下座に出す)

正客:取り込み、左膝横に置き、客は総礼。感謝して正面を避けていただく。

一口で「服加減はいかがですか」

客:「結構でございます」

客付に回る。

茶名のやり取り。
客:「ただいまのお茶名は?」
亭主:「きうんでございます」
客:「おつめは?」
亭主:「小山園でございます」
客:「先程は結構なお菓子をありがとうございました」
亭主:「きうんでございます」
客:「ごせいは?」
亭主:「紫野源水でございます」

客は三口ほど頂いたら膝前に置き、濡れ茶巾で喫み口を清める(3回)。縁外で拝見する。

末客の喫切りで、居前に回り、取り柄杓で水を釜に一杓さし、引き柄杓。
帛紗を腰につける。

客:茶碗を返す。

茶碗取り込み、主客総礼。

湯を汲み、置き柄杓。

湯を捨て、茶碗を下に置いて
「お仕舞いいたします」と挨拶。

取り柄杓で水を汲み、茶碗に入れ、引き柄杓。

茶筅通し。茶筅を元の位置に戻し、水を捨てる。

茶巾を取り茶碗に入れ、下に置く。
茶筅を取り茶碗に入れる。
茶杓を取り、左手で建水を引き、左手で帛紗を取り、茶杓を握りこんだまま帛紗を捌く。
茶杓を茶碗にふせて置く。

茶碗を右横を持ち少し左へ寄せる。
茶入も右手で茶碗と置き合わせる。(中仕舞い※)
帛紗を建水の上で払って腰につける。

(※小間の時は「本仕舞い」)
    帛紗を払って、水指の右前に茶入、左前に茶碗(右横左横右手前)


釜へ水をさし、釜の蓋閉める。

柄杓を蓋置に引き、水指の蓋を三手で閉める。

客:「お茶入、お茶杓、お仕覆の拝見を」

これを受け、柄杓を右手で取り左手に持ち替えて建水の上にたたむ。
右手で蓋置を取り、左手に持たせて建水の後に置く。

右手で茶碗を取り、一手で勝手付きに置く※。
(※本仕舞の時は、右手前左横右横で勝手付きに置く)

茶入を左掌に乗せて客付へ向き、膝前に置く。

帛紗を捌き、茶入を取り、蓋を向こう手前と拭き、帛紗を胴で拡げ、胴拭きして拭き抜き、帛紗を膝前に置く。

蓋を取り、蓋裏を調べ、蓋を帛紗の向こうに置き、茶入の口を向こう手前と拭く。

帛紗を下に置き、その手で蓋を取り、蓋を閉めて正面を正し、右手で茶入を定座に出す。

帛紗を腰につけ居前に戻り、茶杓を取り左手に持たせ、客付に回り、茶入の右に出す。

居前に戻り、右手で仕覆を取り、左掌にのせて客付に回り、茶杓の右に出す。

居前へ戻り、柄杓と蓋置を右手に持ち、左手で建水を持って立ち、茶道口に下がって襖を開けて水屋へ下がる。

客:茶入、茶杓、仕覆とりこむ。

茶碗を右手で取り、左掌にのせて右手を添えて持ちさがる。

水指を持ち下がり、茶道口に坐り膝前に置き、襖を閉める。

客:道具拝見(茶入ー縁外に置き、一礼、蓋をとって中をを拝見、
一礼して縁内の客との間に置く。茶杓ー縁外に置き一礼、拝見。縁内の次客との間に置く。仕覆ー縁外に置き一礼、拝見。次客との間に置く。返す。

襖を開けて入り。道具正面に坐る。

客:「お茶入のおかたちは?」
亭主:「かたつき」
客:「お窯元は?」
亭主:「瀬戸」
客:「お茶杓のお作は?」
亭主:「鵬雲斎大宗匠」
客:「ご名は?」
亭主:「緑陰」
客:「仕覆のお布地は?」
亭主:「利休間道」
客:「お仕立ては?」
亭主:「友湖」
客:「ありがとうございました」

右手で仕覆の底を持ち左手にのせ、お茶杓のせ、右手で茶入を持ってさがる。

茶道口に坐り、柱付に膝近くから茶入、茶杓、仕覆(打ち返して)を置き、主客総礼をして襖を閉める

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