2023年3月7日火曜日

釣釜 炭点前

釣釜の炭点前 2023年3月7日



 炭斗(中央に胴炭、左に火箸、その左に羽根(広い方が左)右奥に枝炭)
火箸は熱くないように持ち手に木を使用したもの。
釜敷は輪を奥にして体に一番近い懐へ
(風炉の時は、羽根は広い方が右。釜敷は輪が外)

炭斗を勝手付に置き総礼

炉の右側の畳中央に置く

立って退室
灰器を灰匙の向こうを右手で持って入り、襖を閉める

炉の前まで歩き、右回りに炭斗に向かって座り、

畳の右角に左右と持ち替えて灰器を置く


炉正面に向き、右手で羽根を取り、炭斗と炉縁の間へ置く
火箸を取り、羽根の右横へ置く

香合を取り、扱って炭斗の前の縁内へ置く

帛紗を捌き、釜の蓋を閉める。腰につける

右左と膝行し、弦を左手で下から支え、

右手で鎖を3目上にあげる。これを「小あげ」という。

右手で懐の釜敷をつまみ、下から持って出し、左手で畳の定座に置く

右手で右の鐶を持ち、左手で釜の弦を上から握りこむようにもって、

左手の親指でカギを押し外しながら釜を持ち上げ、

釜敷に置く 釜敷ごと釜を畳中央へ


弦を左手で持ち右の鐶を外し釜にもたせ掛け、弦を右手に持ち替えて、

左手で左の環を弦から外し釜にもたせ掛ける

弦を左手で勝手付の壁に立てかける

(棚が無いときは畳に寝かせ、その中に環を置く)

環を両手でもって、釜を釜敷ごと畳中央まで引く

環を両手で外し、合わせて繋ぎ目を左手で持ち、環付の左下に置く

釜を上げた後、炉正面に回って、左手で鉤を受け、

右手で鎖を5目上げる。頭をぶつけないように。これを「大あげ」という

炉縁横の羽根を右手で取り、羽根の狭い方で■初掃き
羽根を手前の畳に斜めに手なりに置く



右手で畳の火箸を取り、膝前で付き、手前の下炭を向こうへ移動する

火箸を膝前で付いて炭斗へ入れる
そのまま両手で炭斗を斜め右奥へ移動

斜めに座り、右手で灰器を取り、炉正面へ向き直り、

炉縁の横へ灰器を両手で置く

右奥の灰を灰匙で掬い、

炉の向こう正面の灰の高い所から灰を5回撒く 



灰器の灰を左半分にまとめ、灰匙を中央に置き、

灰器を灰匙の右を持って斜めに回り、畳の右角に置く

炉正面に戻り、■中履き、手なりに置く

炭斗を畳中央に戻し、右手で火箸を取り左手に預けて、

右手で胴炭を取って炉に置く。

汚れた手を懐紙で拭き、火箸を扱い、膝前で付き

①炭斗の左上の丸ぎっちょを、炉の左手前から置いていく
②割ぎっちょを皮を①に合わせて置き、③丸ぎっちょも置く
④管炭と⑤割管炭を2本まとめて箸で取り、左横に立てかける
⑥枝炭1本を取り、管炭に沿わせて置く,
⑦留炭を取ると、正客から「お先に」と自席へ戻る

火箸を膝前で付き、炭斗に戻す

羽根を取り、■後掃き、炭斗に戻す。

香合を取り、蓋を基の位置に置き、火箸を取り、

膝前で付いて管炭の下へ練香を置く。火が起きやすく、客に近いから。

 


正客「香合の拝見を」を受け、正面を正して、

羽根が置いてあった場所の羽根の先の位置へ香合を出す。

釜をかける前に、左手で鉤を受け、右手で鎖を5目下げる。

これを「大さげ」という

釜の方に向いて釜に鐶かけて釜敷ごと引き、弦をかけて、

体を炉正面に向き、鉤に釜をかけ、

釜敷を炭斗の上でポン、懐に入れ、左手で下から弦を受けてもち、

右手で3目下げて(「小さげ」)釜をかける

両手で環と弦を押さえて、釜の揺れを収める

左右と膝退し、羽根を取り、釜の蓋をアの字に清め、

帛紗を捌いて釜の蓋を切る

帛紗を腰につける

斜めに向き、灰器を持ち、退室。

炭斗正面に座り、持って退室。膝前に置き襖を閉める。

襖を開け、香合の前に座り、問答。
(香合はフキノトウ、お香は梅ヶ香、松栄堂)

右手で香合を取り、左手に乗せ退室。勝手付に置き総礼。

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2022年5月15日日曜日

茶室の禅語

 

「清閑一日楽」

(セイカン イチジツノ ラク)

心に欲もなく質素で慎みのある日々を送る喜びは何ものにも代え難い心の贅沢です。

花:山芍薬 花器:桂籠

2022年5月14日

2022年2月15日火曜日

八炉 茶室と炉の切り方

  炉は、四畳半に村田珠光が初めて切った頃には大きさに決まりはなく、武野紹鴎、千利休の時代になって現在の規格一尺四寸四方(約42㎝)ができました。
 小間(四畳半以下の茶室)の炉の切り方には8種類あり「八炉」と言われますが、実際にはないものもあります。

8種類とは『勝手』と『炉の切り方』の組み合わせです。

『勝手』は2種類
①本勝手:亭主の右手側に客が着座する形『標準的』
②逆勝手:亭主の左手側に客が着座する形

『炉の切り方』は4種類
 入炉(いりろ)…点前畳の中に炉
 ①隅切(すみきり)
 ②向切(むこうぎり)
  出炉(でろ)…点前畳の外に炉
 ③台目切(だいめぎり) 台目とは3/4畳サイズの畳
 ④四畳半切(よじょうはんぎり)

炉は隅炉から始まり、やがて向切、四畳半切、台目切の順番に生まれたといわれています。
炉の位置の変遷をみると茶室内で徐々に客に炉が近づいていることがわかります。
また、入炉では前を向いて点前をしていたのが、出炉では客の方を斜めに向いてより話しやすい形になっています。冬の寒い時期に客に火を近づけて温まって頂こうという配慮と、客と亭主の距離を縮め近しく時間を過ごそうという気持ちの表れと感じます。

蓋置は縁から3目3目

2021年11月16日火曜日

炉 貴人清次 薄茶

準備
貴人台、貴人茶碗(茶巾、茶筅、茶杓)
供茶碗(千鳥茶巾と煤竹の茶筅)
懐に千鳥板(懐紙の間に。模様が外側)

棚:秋泉棚(中棚が流水形)、棗、水指、

水注(やかん)

★貴人台は両手で扱う(右左の順)


点前
棚の中段に棗、下段に水指

お菓子を運ぶ:主客の前に置き一礼、一膝下がって立ち退室


貴人台に貴人茶碗をのせて総礼。
水指
正面に座り、貴人台+茶碗を勝手付に仮置、
棚中段の棗を水指しの右前におろし、貴人台+茶碗を置き合わせ。

右手に供の茶碗を受けて持ち、左で 建水持って入り、襖閉める。
建水と茶碗は中心を割って置く。

外隅狙って座る。
建水置く。
供茶碗は左手で勝手付上の方に置く。

柄杓構えて蓋置き出し、炉口の右角(3目)に置き、柄杓置き(カツンポトン)、建水繰り上げる。
置き合わせ(茶碗ー両手で膝前、なつめー右で取り半月持ちで茶碗の下に置く)

帛紗さばき(草の帛紗さばき) 、棗を清め、水指と炉の間に置く。
帛紗さばき直し、茶杓清め、棗の上に置く。茶筅出して置く。

帛紗指に挟んで柄杓構えて、釜の蓋を開け、帛紗を建水と体の間に置き、茶巾釜の蓋に置き、湯を汲む。
茶筅茶碗に入れ、両手で下げる。
茶筅通し(コン、見上げてコン、2回、いりのしで抜く) 
湯を捨て、茶巾取り、茶碗を拭く(3回半)。
茶碗置き、茶巾を釜の蓋の上に置く。
茶杓持って「お菓子をどうぞ」

貴人:菓子盆を取り一礼、置き、次客に「お先」点主に「頂戴致します」懐紙をだし膝前に置きお菓子を取り置く。次客との間にお盆を置く。いただく。

左で棗を取り、茶杓を握りこんで蓋を取り茶碗の右下に置き茶をくむ(1杓半)茶碗の縁でコン。
棗を置き、茶杓を置く。
水指しの蓋を開け(2手)お湯を入れ茶を点てる。

貴人台を両手で持ち客付へまわり、右向こう左手前を持ち貴人台を空中で2回まわし、置き、左右と膝退して控える。

お供:取り込み、貴人の前に運び一礼。席に戻り控える。
貴人:左膝前に置き「お先に」、正面に置き「お点前頂戴致します」、右膝前に預けてお茶碗だけ取り、少しまわして(正面を避ける)いただく。飲み終わったら台にのせ、縁 外にだし拝見する。

一口で「お供の方にも一服差し上げます」
貴人:「ありがとうございます」

右左で膝行して点前に戻りふくさを右手で取り腰につける。
左右で供茶碗を取り、膝前に置き茶筅を建水の右肩に置き、
千鳥板を右手で懐から出し左手に乗せて右手3本指で置く。(客付の外隅畳2目)
千鳥茶巾を千鳥板の上に置く。

湯をくみ茶筅通し(1度見上げてカツンのの字、建水の肩に置く)茶碗ふく。
茶杓持って「お菓子をどうぞ」
お供:お菓子をいただく。貴人が飲み終わったら「お茶碗拝見を」縁内から縁外へ茶碗をだし拝見、右膝前に取り込んでおく。
お茶を点てその場から出す。
お供;貴人の茶碗を返して(上座に置く)茶碗、縁内正面に取り込み「お相伴致します」「お点前頂戴致します」
お供が席に戻ったら客付に向いて貴人茶碗を取り込み点前に戻り、湯 をくみ捨てる。
貴人:「どうぞおしまいを」
片手をついて一礼。茶碗をおいて「お仕舞い致します」

取り柄杓で水をくみ、茶筅通し(サラサラコツン1度見上げる)、水を捨て茶巾を納め、茶筅入れ、
煤竹茶筅を置き換える。

貴人台+茶碗を勝手付きに割る。
お供:茶碗を返す
お供が戻ったら茶碗取り込み湯を入れ捨てる。
お供:「どうぞおしまいを」
「しまわせていただきます」
水を入れ茶筅通し(サラサラコツンのの字、見上げない)
茶碗に茶巾を納め、千鳥板を懐中に納め、煤竹茶筅を納め、茶杓持って 建水下げる。
茶杓拭き茶碗にふせる。
供茶碗で置き合わせ(水指しの右前になつめ、左前に茶碗ー右、左)(濃茶は主茶碗で置き合わせる)
釜に水1杓入れ湯返しし、釜の蓋閉める。柄杓蓋置きに置き、水指の蓋閉める。

貴人:「お棗、お茶杓の拝見を」

柄杓棚の上段に上向き飾り、蓋置を持って正面に回リ棚上段の柄杓の左下に置く。
茶碗を勝手付に割る(貴人茶碗の下)。


棗を持って客付へ向く。帛紗を捌きふく。蓋を拭いたら帛紗握りこんで蓋を取り縁を拭く。蓋をして棗を出す。
帛紗腰につけ、正面に戻り、茶杓を点前から出す。

正面へ戻り、供茶碗を右手に受け、左手に建水を持って立ち、退室。

お供:棗と茶杓を取り込み、貴人の前に運び一礼。席に戻り控える。 
貴人台+茶碗を持ってさがる。貴人に対して一礼。 

水注を持って入り、水指正面に座り、水を注ぐ(水注ぎを水指の左前に置き、水指を棚の前に出し、水指の蓋を2手で開け、水を注ぎ、蓋を閉め、下がり、襖を閉める。

客:道具拝見(棗ー縁外に置き、一礼、蓋をとって裏書き・花押を拝見、
一礼して縁内の客との間に置く。茶杓ーふくさごと縁外に置き一礼、拝見。縁内の次客との間に置く。お供が返す。

襖を開けて入室。客付正面へ座る。

客:「お棗のお形は?」
点主:「菊桐蒔絵の中棗でございます」
客:「お塗は?」
点主:「宗哲でございます」
客:「お茶杓のお作は?」
点主:「鵬雲斎大宗匠でございます」
客:「ご名は?」
点主:「錦秋でございます」
客:「ありがとうございました」

左手に棗を受けて、右手で茶杓の下の方を持って正面向く。
茶杓を水指に仮置きし、棗を棚の中段に飾り、茶杓持って下がる。

茶杓置き総礼。襖閉める。

2021年8月4日水曜日

茶杓の御銘

🔶1月

 初心 福寿草 寒牡丹 初春 末広 雪の朝 福は内 梅だより 梅日和 北野の梅 薄氷 神楽 初花

🔶2月

 下萌 立春 雪間の草 芽吹き 北野の春 梅花祭 飛び梅 初音 笹鳴き こぼれ菊 早蕨 鶯宿梅※1

🔶3月

 春風 早蕨 五人囃子 流し雛 春霞 花筏 お水取り 春光 伊吹 芽吹き 花だより 花ごろも 夕霞

🔶4月

 岩根の躑躅 青楓 青葉 若葉 緑風 春霞 若緑 千代の春 春爛漫 花筏 花むしろ 颯々の聲 春の宵 夜桜 青苔(せいたい)

🔶5月

 薫風 青葉 岩根の躑躅 緑陰 ホトトギス 山躑躅 五月雨 早乙女 早苗 一声 葵祭 御所車 藤浪 麦秋 青楓 青嵐(せいらん)  八ツ橋(=菖蒲) 青田 濡れつばめ 初鰹

🔶6月

 蛍狩 水辺の蛍 雲間の光 梅雨の晴れ間 苔清水 岩清水 緑陰 七変化 あいの風 夏椿

🔶7月

 七夕 織姫 流星 天の川 笹舟 清流 岩清水 祇園囃子 長刀 あと祭り 氷室 青東風 千代の陰 

🔶8月

 打ち水 蝉時雨 空蝉 積雲 夕涼み ひぐらし 夏木立 走馬燈 赤とんぼ 秋津(あきつ トンボの別名)  野分 雲の峰

🔶9月

 虫の音 すすきが原 武蔵野 野分け 月の雫 萩の雫 こぼれ萩 初雁 夕霧 着せ綿

🔶10月

 山づと きぬた 実り 薄紅葉 月の桂(かつら)  武蔵野 鳴子 

🔶11月

 村紅葉 桂日 慶日 竜田川 錦秋 高雄 初霜 木守り 峰の松風 小倉山 深山路(みやまじ) 銀杏黄葉(いちょうもみじ)

🔶12月

 初雪 福 冬籠り 巣篭り 千鳥 雪うさぎ まねき

🔷通年

 無事 不識 無事人(ぶじと)

◼️禅語

 一期一会 和敬清寂 和敬 円相 一円相 喫茶去 無事


※1 鶯宿梅 「勅(ちょく)なればいともかしこし鶯(うぐひす)の宿はと問はばいかが答へむ」

出典拾遺集 雑下・よみ人知らず・大鏡道長下・紀内侍(きのないし)


[訳] 紅梅を献上するようにという帝(みかど)のご命令ですから、お断り申し上げるのは非常におそれ多いことですが、もしこの紅梅に巣を作った鶯(うぐいす)が帰ってきて、私の家はどこへ行ったのかと尋ねたら、どのように答えたらよいのでしょう。


2020年5月26日火曜日

風炉 茶碗荘

風炉 茶碗荘
 ■茶碗荘は茶碗が由緒ある品であったり、ごく軽い意味では目上の人から頂戴した品、または当日の連客より到来した茶碗などをそのまま使用しないで、初座の床にあらかじめ荘ってする点前。

 ■初入りの迎付けをする前に、床に軸を掛け、その茶碗を御物袋に入れて、床の上座または下座のいずれかに荘っておく。【※軸中央には、格別の品の他は荘らない】

 ■客は掛物を拝見してのち、茶碗を手にとらないで、茶碗荘であることを知り、外見のみの拝見にとどめる。



点前にかかる前の準備

水指を正面に風炉と置き合わせ
水指の蓋上の右方に茶杓(かい先上)、蓋の摘みの前には茶巾、茶筅をのせ荘る。
水指の前には、初座で床に荘付けてあった茶碗に茶入を仕組んで荘付けておく。

お菓子を運ぶ:主客の前に置きがって立ち退室「どうぞお取り回しを」襖を閉める。

【点前】

茶道口に坐り、膝前に建水(蓋置と柄杓)を置き、襖を開ける。
茶道口に建水を膝前に置いて坐り、襖を閉めて左膝を立てて立ちあがる。
点前に座り(畳の中心)、建水置く。

左手で柄杓を取り構えて、右手で蓋置を出し、風炉敷板の左前角(出ず入らず)に置き、柄杓を引く(カツンポトン)。

主客総礼。

建水をすすめ、居ずまいを正す。 

水指の前の茶碗を茶入が入ったまま左手を添え、膝前少し向こうに置き、右手で茶入を取り、茶碗と膝の間に置く。

仕覆の紐をとき、右手で輪を引き、横向きに置き、右手でつかり左手で打留(うちどめ)を持って引き伸ばし、左掌に乗せ、右左とぬがせる。

茶入を取り出し膝前に置く。

仕覆のつかりをそろえ、右手で右横を持ち火の方向に打ち返し、左手にのせ、右手で風炉と水指の中間の向こう寄りに置く(結び目が水指の方向くように)。

帛紗捌き(右人差し指を入れて草の四方捌き-六方捌き)、茶入をふき(蓋向こう手前と二引き、左回りに胴拭き)水指左前におく。

帛紗捌き直し、水指の上の茶杓を取り、拭き、茶入の蓋のつまみの左側に置く。

水指の上の茶筅を茶入の右側に置き合わせる。


帛紗を人差し指と中指に挟んで、柄杓を構え、釜の蓋を取り、蓋置に置く。

帛紗は建水の後に置く。

湯を汲み茶碗に入れ、釜に置き柄杓。

右手で茶筅を取り、左手を茶碗に添えて茶筅を茶碗に入れて一度打ち(コン)、茶碗を両手で持って膝前に引き、
茶筅通し(見上げてコン×2回、「の」の字)水指前に戻す。

茶碗に左手を添えて両手で茶碗を取り上げて湯を捨て、水指の上の茶巾を取り、茶巾で拭く(3回半)。

茶碗に左手を添えて膝前に両手で茶碗を置き、茶巾は釜の蓋の上に置く。

茶杓を右手で取り、左手で茶入を取り、茶杓を握りこんで、茶碗の左横で蓋を取り、蓋は茶碗の右横に置く。

茶をくみ(3杓くみ出し、茶杓茶碗に仮置きし、回しだし)茶入の口を向こう、手前とふき懐紙で指を清め、蓋をして古帛紗の上に戻す。

茶杓を取って茶を捌き、茶碗の縁でコン(音は立てない)。茶杓を茶入の蓋(火の方)に置く。

水指の蓋を三手で開ける。水指の左横に摘みが右横になるように置く。

柄杓を右手で上から取って(取り柄杓)水一杓汲み釜に差し、湯を汲み茶碗に入れ残りを釜に戻す。切り柄杓。

茶筅を取り、練り合わせる。

茶筅を左縁に預けて、湯を汲み、右手で茶筅を持ち上げ穂先から湯を注ぎ、残りの湯は釜へ戻す。置き柄杓。

茶筅を取り、よく練り合わせる。茶筅を戻す。

茶碗に左手を添えて取り上げ、左掌にのせ、右手を添えて持ち、客付に回る。
膝前に左手を添えて右手で置き、懐中より古帛紗を取り出し、扱って
右手で茶碗を出す位置に広げる。
茶碗を下で右向こう左手前と回して正面を正し、右手で茶碗を持ち左手を添えて古帛紗の上にのせ、一膝下がって手をつき控えている。


正客:古帛紗ごと取り込み、左膝横に置き、総礼。
感謝して下で回して正面を避けていただく。

亭主は正客が茶碗を取り込むと一膝進み、手を膝にのせて客付で待つ。
一口で「服加減はいかがですか」

客:「結構でございます」古帛紗ごと次客へ送る。

茶名のやり取り。
客:「ただいまのお茶名は?」
亭主:「きうんでございます」
客:「おつめは?」
亭主:「小山園でございます」
客:「先程は結構なお菓子をありがとうございました」
亭主:「きうんでございます」
客:「ごせいは?」
亭主:「紫野源水でございます」

客は三口ほど頂いたら膝前に置き、濡れ茶巾で喫み口を清める(3回)。縁外で拝見する。

末客の喫切りで、居前に回り、取り柄杓で水を釜に一杓さし、引き柄杓。
帛紗を腰につける。

客:古帛紗ごと茶碗を返す。

亭主が客付に回ると、正客は茶碗の由緒、窯元を尋ねる。

茶碗を左手を添えて膝前に取り込み、古帛紗を右手に二つ折りにして懐中。
茶碗を左手を添えて取り、左掌にのせ右手を添えて居前に戻り、左手を添えて膝前に置く。
主客総礼。

湯を汲み、置き柄杓。

茶碗を左手を添えて取り湯を捨て、左手を添えて茶碗を下に置いて
「お仕舞いいたします」と挨拶。

取り柄杓で水を汲み、茶碗に入れ、引き柄杓。

茶筅通し。茶筅を元の位置に戻し、茶碗を左手を添えて取り水を捨てる。

茶巾を取り茶碗に入れ、左手を添えて下に置く。
茶筅を取り茶碗に入れる。
茶杓を取り、左手で建水を引き、左手で帛紗を取り、茶杓を握りこんだまま帛紗を捌く。
茶杓を茶碗にふせて置く。

帛紗を建水の上で払って腰につける。
※荘物は全部「本仕舞い」

茶入を右手で水指の右前に置き換える。茶碗を左手を添えて取り、水指左前に(右横左横右手前の三手で)置き合わせ、本仕舞。

取り柄杓で、釜へ水をさし、柄杓を構えて釜の蓋を閉める。

柄杓を蓋置に引き、水指の蓋を三手で閉める。

客:「お茶入、お茶杓、お仕覆の拝見を」

これを受け、柄杓を右手で取り左手に持ち替えて建水の上にたたむ。
右手で蓋置を取り、左手に持たせて建水の後に置く。

右手で茶碗を取り、三手で勝手付きに置く。
(※本仕舞の時は、右手前左横右横で勝手付きに置く)

茶入を持って客付へ向き、膝前に置く。

帛紗を捌き、茶入を取り、蓋を向こう手前と拭き、帛紗を胴で拡げ、胴拭きして拭き抜き、帛紗を置く。

蓋を取り、蓋裏を調べ、蓋を帛紗の向こうに置き、茶入の口を向こう手前と拭く。

帛紗を下に置き、その手で蓋を取り、蓋を閉めて正面を正し、茶入を定座に出す。

帛紗を腰につけ居前に戻り、茶杓を取り左手に持たせ、客付に回り、茶入の右に出す。

居前に戻り、右手で仕覆を取り、左掌にのせて客付に回り、茶杓の右に出す。

居前へ戻り、柄杓と蓋置を右手に持ち、一膝勝手付に向き左手で建水を持って立ち、茶道口に下がって襖を開けて水屋へ下がる。

客:茶入、茶杓、仕覆とりこむ。

茶碗を右手で取り、左掌にのせて右手を添えて持ちさがる。

水指を持ち下がり、茶道口に坐り膝前に置き、襖を閉める。

客:道具拝見。返す。

襖を開けて入り。道具正面に坐る。

客:「お茶入のおかたちは?」
亭主:「かたつき」
客:「お窯元は?」
亭主:「瀬戸」
客:「お茶杓のお作は?」
亭主:「鵬雲斎大宗匠」
客:「ご名は?」
亭主:「緑陰」
客:「仕覆のお布地は?」
亭主:「利休間道」
客:「お仕立ては?」
亭主:「友湖」
客:「ありがとうございました」

右手で仕覆の底を持ち左手にのせ、お茶杓のせ、右手で茶入を持ってさがる。

茶道口に坐り、(膝近くから)茶入、茶杓、仕覆(打ち返して)を建付けに置き、主客総礼をして襖を閉める。

2020年5月25日月曜日

風炉 茶入荘

風炉 茶入荘
 ■茶入荘は茶入が由緒ある品であったり、ごく軽い意味では目上の人から頂戴した品、または当日の連客より到来した茶入などをそのまま使用しないで、初座の床にあらかじめ荘ってする点前。

 ■初入りの迎付けをする前に、床に軸を掛け、その茶入を、床の上座、または下座のいずれかに帛紗をを敷いて荘っておく。【※軸中央には、格別の品の他は荘らない】

 ■客は掛物を拝見してのち、茶入を手にとらないで、茶入荘であることを知り、外見のみの拝見にとどめる。



点前にかかる前の準備

水指を正面に風炉と置き合わせ
水指の蓋上の右方に茶杓(かい先上)、蓋の摘みの前には茶巾、茶筅をのせ荘る。
水指の前には、初座で床に荘付けてあった茶碗に茶入を仕組んで荘付けておく。

お菓子を運ぶ:主客の前に置きがって立ち退室「どうぞお取り回しを」襖を閉める。

【点前】

茶道口に坐り、膝前に建水(蓋置と柄杓)を置き、襖を開ける。
茶道口に建水を膝前に置いて坐り、襖を閉めて左膝を立てて立ちあがる。
点前に座り(畳の中心)、建水置く。

左手で柄杓を取り構えて、右手で蓋置を出し、風炉敷板の左前角(出ず入らず)に置き、柄杓を引く(カツンポトン)。

主客総礼。

建水をすすめ、居ずまいを正す。 

水指の前の茶碗を茶入が入ったまま左手を添え、膝前少し向こうに置き、左手を茶碗に添えて右手で茶入を取り、茶碗と膝の間に置く。

仕覆の紐をとき、右手で輪を引き、横向きに置き、右手でつかり左手で打留(うちどめ)を持って引き伸ばし、左掌に乗せ、右左とぬがせる。

茶入を取り出し膝前に置く。

仕覆のつかりをそろえ、右手で右横を持ち火の方向に打ち返し、左手にのせ、右手で風炉と水指の中間の向こう寄りに置く(結び目が水指の方向くように)。

懐中から古帛紗を取り出し、右手で水指の前左寄りに二つ折りのまま置き右手で広げる。

帛紗捌き(右人差し指を入れて草の四方捌き-六方捌き)、茶入をふき(蓋向こう手前と二引き、左回りに胴拭き)、広げてある古帛紗の上におく。

帛紗捌き直し、水指の上の茶杓を取り、拭き、茶入の蓋のつまみの左側に置く。

水指の上の茶筅を茶入の右側に置き合わせる。


帛紗を人差し指と中指に挟んで、柄杓を構え、釜の蓋を取り、蓋置に置く。

帛紗は建水の後に置く。

湯を汲み茶碗に入れ、釜に置き柄杓。

右手で茶筅を取り、茶碗に入れて一度打ち(コン)、茶碗を両手で持って膝前に引き、
茶筅通し(見上げてコン×2回、「の」の字)水指前に戻す。

湯を捨て、水指の上の茶巾を取り、茶巾で拭く(3回半)。

茶碗置き、茶巾は釜の蓋の上に置く。

茶杓を右手で取り、左手で茶入を取り、茶杓を握りこんで、茶碗の左横で蓋を取り、蓋は茶碗の右横に置く。

茶をくみ(3杓くみ出し、茶杓茶碗に仮置きし、回しだし)茶入の口を向こう、手前とふき懐紙で指を清め、蓋をして古帛紗の上に戻す。

茶杓を取って茶を捌き、茶碗の縁でコン(音は立てない)。茶杓を茶入の蓋(火の方)に置く。

水指の蓋を三手で開ける。水指の左横に摘みが右横になるように置く。

柄杓を右手で上から取って(取り柄杓)水一杓汲み釜に差し、湯を汲み茶碗に入れ残りを釜に戻す。切り柄杓。

茶筅を取り、練り合わせる。

茶筅を左縁に預けて、湯を汲み、右手で茶筅を持ち上げ穂先から湯を注ぎ、残りの湯は釜へ戻す。置き柄杓。

茶筅を取り、よく練り合わせる。茶筅を戻す。

茶碗を右手で取り左掌にのせ、正面を客に向けて定座に出す。
(楽茶碗以外の時は、懐中から古帛紗を出し、茶碗の下座に出す)

正客:取り込み、左膝横に置き、客は総礼。感謝して正面を避けていただく。

一口で「服加減はいかがですか」

客:「結構でございます」

客付に回る。

茶名のやり取り。
客:「ただいまのお茶名は?」
亭主:「きうんでございます」
客:「おつめは?」
亭主:「小山園でございます」
客:「先程は結構なお菓子をありがとうございました」
亭主:「きうんでございます」
客:「ごせいは?」
亭主:「紫野源水でございます」

客は三口ほど頂いたら膝前に置き、濡れ茶巾で喫み口を清める(3回)。縁外で拝見する。

末客の喫切りで、居前に回り、取り柄杓で水を釜に一杓さし、引き柄杓。
帛紗を腰につける。

客:茶碗を返す。

茶碗取り込み、主客総礼。

湯を汲み、置き柄杓。

湯を捨て、茶碗を下に置いて
「お仕舞いいたします」と挨拶。

取り柄杓で水を汲み、茶碗に入れ、引き柄杓。

茶筅通し。茶筅を元の位置に戻し、水を捨てる。

茶巾を取り茶碗に入れ、下に置く。
茶筅を取り茶碗に入れる。
茶杓を取り、左手で建水を引き、左手で帛紗を取り、茶杓を握りこんだまま帛紗を捌く。
茶杓を茶碗にふせて置く。

帛紗を建水の上で払って腰につける。
※荘物は全部「本仕舞い」

茶入を両手で古帛紗にのせたまま、水指の右前に置き換える。
左前に茶碗(右横左横右手前の三手で)置き合わせ、本仕舞。


取り柄杓で、釜へ水をさし、柄杓を構えて釜の蓋を閉める。

柄杓を蓋置に引き、水指の蓋を三手で閉める。

客:「お茶入、お茶杓、お仕覆の拝見を」

これを受け、柄杓を右手で取り左手に持ち替えて建水の上にたたむ。
右手で蓋置を取り、左手に持たせて建水の後に置く。

右手で茶碗を取り、三手で勝手付きに置く。
(※本仕舞の時は、右手前左横右横で勝手付きに置く)

茶入を古帛紗にのせたまま両手で持って客付へ向き、膝前に置く。

帛紗を捌き、茶入を取り、蓋を向こう手前と拭き、帛紗を胴で拡げ、胴拭きして拭き抜き、帛紗を古帛紗の右の方に置く。

蓋を取り、蓋裏を調べ、蓋を帛紗の向こうに置き、茶入の口を向こう手前と拭く。

帛紗を下に置き、その手で蓋を取り、蓋を閉めて
茶入を右手に持ち替えて古帛紗の上に置く。

茶入を古帛紗にのせたまま、両手で古帛紗を右向こう左手前と回して、
正面を正し、両手で古帛紗と茶入の肩を抑えて茶入を定座に出す。

帛紗を腰につけ居前に戻り、茶杓を取り左手に持たせ、客付に回り、茶入の右に出す。

居前に戻り、右手で仕覆を取り、左掌にのせて客付に回り、茶杓の右に出す。

居前へ戻り、柄杓と蓋置を右手に持ち、一膝勝手付に向き左手で建水を持って立ち、茶道口に下がって襖を開けて水屋へ下がる。

客:茶入、茶杓、仕覆とりこむ。

茶碗を右手で取り、左掌にのせて右手を添えて持ちさがる。

水指を持ち下がり、茶道口に坐り膝前に置き、襖を閉める。

客:道具拝見(茶入は古帛紗にのせたままで離すことはないー縁外に置き、一礼、蓋をとって中をを拝見、
一礼して縁内の客との間に置く。茶杓ー縁外に置き一礼、拝見。縁内の次客との間に置く。仕覆ー縁外に置き一礼、拝見。次客との間に置く。返す。

襖を開けて入り。道具正面に坐る。

客:「お茶入のご由緒は?」(なぜ茶入荘をされたの?)
亭主:その理由を答える

客:「お茶入のおかたちは?」
亭主:「かたつき」
客:「お窯元は?」
亭主:「瀬戸」
客:「お茶杓のお作は?」
亭主:「鵬雲斎大宗匠」
客:「ご名は?」
亭主:「緑陰」
客:「仕覆のお布地は?」
亭主:「利休間道」
客:「お仕立ては?」
亭主:「友湖」
客:「ありがとうございました」

右手で仕覆の底を持ち左手にのせ、お茶杓のせ、右手で
茶入を縁内膝前に取り込み、古帛紗を二つに折って懐中してから茶入を持ってさがる。

茶道口に坐り、(膝近くから)茶入、茶杓、仕覆(打ち返して)を建付けに置き、主客総礼をして襖を閉める。