2013年8月23日金曜日

風炉 茶箱 (月点前)


2013年8月6日(火)
2014年8月26日(火)
2015年9月9日(水)重陽の節句 (着せ綿)
軸:蝉時雨
  清流無間断(せいりゅうかんだんなし)
花:矢筈ススキ・下野草(しもつけそう)・金水引

【準備】
建水:
鉄瓶:
火箸:
茶杓:
茶入:
茶箱、器据:
ウグイス、振出、茶筅筒、茶巾筒、小羽根、香合、古帛紗、帛紗、


● 茶箱点前は、雪、月、花、卯の花の四季四様があります
1 卯の花点前  うのはな 「卯の花点前」は、夏の季、茶箱の平点前といえるもの。
2 雪点前  ゆき 「雪点前」は,冬の季、伝物点前、盆を使わず、掛合を用いる。
3 月点前 つき 「月点前」は秋の季伝物点前、器据とウグイスを使い独特の雅趣がある。 
4 花点前 はな 「花点前」は,春の季、伝物点前、掛合がなく盆を使用する。
5 和敬点 わけいだて「和敬点」は道具も簡略にし茶箱の内で最も取組み易い。薄板を用いる。
6 色紙点 しきしだて 「色紙点」と,御所篭を用いた点前、茶巾箱と四枚の古帛紗を使う。

 点前にかかる前の準備

月点前は秋に寄せられて、裏千家11代家元の玄々斎が創案されました。
月点前は、器据(きずえ)という4枚綴りの板(左から①②③④)と、ウグイスという香道具に茶筅を立てて使うのが特徴で、茶箱の中ではもっとも優雅で美しい点前です。

器据とは、茶箱の蓋とほぼ同じサイズの板4枚を紫の打ち紐で2箇所ずつ打ち付けて繋ぎ合わせたもので、通常は重ねられているが(紐が右、結び目が下)、点前の際、パタパタと広げてその上に諸道具を広げてお点前をする(左から二枚目②が正面)。

 ウグイスとは、香道の七種道具の一つで、月点前では茶筅を器据の上に立てるために使用するU字型の金具。

箱の中には、
  • 仕覆に入れた棗
  • 長緒結びした袋に入れた茶碗
  • 茶筅筒
  • ウグイスを挿した茶巾筒
  • 振出しを仕込み、

掛合(かけごう)の
  • 中央に古帛紗、
  • その上に香合、
  • 小羽根、
  • 袋に入れた茶杓を置き、
  • 更にその上に草にさばいた帛紗をのせて、
蓋をする。

 香をたくので、点前座の敷板の上に火箸を置いておきます。 






【点前】
器据(紐が右)に載せた茶箱を柱つきに置き、ふすまを開ける。
総礼。
瓶かけ正面中央に置く
建水持って入る。(ふすまは閉めない)

点前に座り(畳の中心)、建水置く。

茶箱を勝手付きに置く。

器据を広げ、勝手付きから2枚目②の板が正面になるようにし、折り目を両手で押さえて整える。

箱の蓋を取って、瓶掛の右側に置く。

<小羽根>
右手で帛紗をとり、握りこみ、右手で小羽根を取り、器据の上を4度拭き清める。
(左から三枚①②③を三の字に、右の一枚④をカタカナのノに)

小羽根は蓋の上に斜めに置く。


左手の帛紗を、右手で器据の左端手前に置く。

掛合を箱と建水の間に置く。

<香合>
右手で中の香合を取り、左掌にのせ、蓋を取り、器据②の中央に置く。

右手で瓶掛前の敷板から火箸を取り、左手で扱い、香を焚き、火箸を元に戻す。

香合の蓋をして、小羽根と置き合わせる(「入」の字)。


振出しを右手でとり(左手を添えない!)、左手で扱ってまわして客付きに出して、主客総礼。 

<椀>
両手で箱から茶碗を出し、器据②の中央に置き、長緒扱いで茶碗を器据②に出す。

袋の緒は、片とんぼに結び、二つ折りにし、左手で箱中手前に入れる。

<棗>
茶碗の中の棗の仕覆の緒を一結びとき、左掌にのせ、もう一結びとき打留を引き、つかりをのばし、左掌で右左と仕覆の口を拡げて棗を取り出し、器据④中央に置く。

仕覆は打ち返さず、そのまま左手で箱に入れ、茶碗の袋に重ねて置く。

<茶杓>
右手で掛合の茶杓を取り、左手に預け、右手で袋から茶杓を出して器据④の棗の左に置く。

袋は、左手で先を手前に折り右手でそれにかけ、一結びして、左手で箱中の仕覆の上に置く。

 <茶筅筒>
その手で茶筅筒 を取り出し、右手に持ち替え、器据①の向こう右寄りに置く。

<茶巾筒>
左手で茶巾筒を取り出し、一手で茶筅筒の左に置き合わせる。


掛合を、古帛紗をのせたまま箱にかけ、箱・建水を向こうへ進め、居ずまいを正す。

 

右手で帛紗を取り、捌き直して、棗をふき(平棗の場合…帛紗を右脇で扱って、掌にのせ再び扱って蓋を二びき、扱って左手を半月)、元の場所に置く。

再び、捌き直して茶杓をふき、元の位置におく。

帛紗を右手に持ち替えて、帛紗で鉄瓶の蓋をし、器据の元の位置に置く


右手で茶筅筒を取り、茶筅を出し、茶碗に預け、茶筅筒を元の位置に戻す。

左手で茶巾筒を取り、ウグイスを出し、器据③の向こう寄りに置く

茶巾を取り、そのまま横にしてウグイスの前に置き、左手で茶巾筒を元に戻す。


右手で帛紗を取り、左手で鉄瓶をとり、右手の帛紗で蓋をおさえて、湯を茶碗に入れる。

帛紗は元の位置におく。


茶巾をたたみ直して元の所へ置き、次にウグイスを差し立てる。


茶筅通しをし、(2回打つ)茶筅はウグイスに差して、湯を建水に捨てる。

茶碗をふき、茶巾を入れたまま右手で茶碗を置き、その手で茶巾をとり、元の位置におく。

右手で茶杓をとり、左手で棗をとって、茶杓を握りこんだまま、(平棗の場合、手のひらに置く)蓋をとり、棗の後に置く。

二杓、茶を入れ、棗、茶杓を元に戻し、帛紗を取り、左手で鉄瓶を持ち、帛紗で蓋をおさえながら湯を入れ、帛紗を元に戻す。

茶筅を右手でとり、茶を点てる。

右手で掛合の古帛紗をとり、左のひらにのせ、右手を逆手にして、客付きへ右手の親指を下にしておき、ひろげる。


右手で茶碗をとり、左のひらにのせて、正面を正し、右手で古帛紗の上にのせて、客に出す。
 




茶碗が戻ると

右手で取り、左手で扱いながら、器据②にとり込み、右手で古帛紗を二つ折りにして膝の右横に仮置きする。

帛紗をとり、鉄瓶の蓋をおさえて茶碗に湯を入れ、湯を建水に捨てる。 

客よりおしまいの挨拶があれば、受け、茶碗を器据②におき(正客は振出しを出された位置に戻す)「おしまいにいたします」の挨拶をする。
                           
右手で膝横の古帛紗をとって、右手で掛合に置く。
 

右手で振出しをとり、右膝横、古帛紗の後に仮置きする。 

帛紗をとって湯を入れ、茶筅通しをする。
 

茶筅を引き上げ右手にもったまま左手で筒をとり、茶筅を入れ右手で器据①へ戻す。
 

ウグイスを抜いて縦にして置く。

右手で茶碗をとり、左手で湯を捨て、右手で取った茶巾でふき、茶碗を器据に置く。
 

右手で茶巾をとって(右膝の上)左手で取った茶巾筒に入れ、ウグイスを差し、
左手で元の器据①に置く。
 

右手で帛紗をとり、さばき直して茶杓をふき、元の場所に置く。
 

帛紗を建水の上で払う。帛紗を元に戻し、左手で建水を引き、両手で箱をひく。 


古帛紗を置いたままの掛合を箱と建水の間に下ろす。

箱中の茶杓の袋を取り出し、茶杓を入れて右手で掛合の古帛紗の上に置く。

箱中の棗の仕覆を出し、左掌の上で口を拡げて棗を入れ、茶碗の中に入れて緒を結ぶ。

箱中の茶碗の袋を出し、茶碗を入れて長緒扱いで結び、元の器据②に置く。

右手で茶筅筒を取り、左手で箱に入れる。

左手で茶巾筒を取り、一手で箱に入れる。

両手で茶碗を取り、左手を添えて箱にしまう

右手で振出しをとり、左で扱い、右手で箱の中に入れる(左手は添えない)。

右手で蓋の上の香合を取り、左掌で扱い、右手で掛合に置き、両手で掛合を箱にかける。


右手で帛紗を取り、左手に握りこみ、右手で蓋の上の小羽根を取り、器据を4度拭き、小羽根を右手で掛合に入れる。

帛紗を右手に持ち替えて、そのまま鉄瓶の蓋を切り、捌き直して、掛合に入れる。

両手で蓋を取って、箱に蓋をする。

器据の両端を持ち、元のようにたたみ、瓶掛正面に置き、その上に箱をのせる。



建水を持ち、水屋に下がり、次に箱と器据を持って下がり、総礼。ふすま閉める。


2013年8月22日木曜日

風炉 茶箱(卯花点)

2013年8月6日(火)

軸:蝉時雨
花:矢筈ススキ・下野草(しもつけそう)・金水引
茶杓:玄々斎
茶入:
建水:

茶箱:利休型
盆:山道盆



卯の花点前は、雪月花点前を簡略化し、11代玄々斎の考案されたものです。
茶箱の平点前とも称されています。

【準備】
  • 箱は利休型
  • 小ぶりの茶碗に古帛紗、棗を入れる
  • 向こうに茶筅筒、茶巾筒、振り出しを入れる
  • 茶杓を茶碗の上に斜めに伏せて置き、その上に帛紗を捌いて置く 
  • 山道盆に箱をのせ、建水を用意する









【点前】
茶道口建付けに箱を乗せた盆を置き、総礼。
盆を両手で持ち、瓶かけ正面に進んで置く。
建水を持ち出し、瓶かけ正面に座り、建水を置く。

盆を両手で持ち、客付のふちより畳の目3つほどに置く。
箱を両手で勝手付きに置く。
箱の蓋を両手で取り、膝前に置く。
右手で帛紗を取り、捌き直す。
盆の左方を少し持ち上げ、盆の上を三の字に拭く。
帛紗を盆の左縁にかけて置く。

右手で茶杓を取り、左手で扱い、盆の前縁にまっすぐにかけて置く。
右手で振出しを取り、左掌で扱い、回して客付に出し、総礼
両手で茶碗を取り出し、蓋の上にのせ、右手で棗を取り、盆の向こう中央に置く。
右手で古帛紗を取り出して、箱と蓋の間に置き、箱を両手で少し向こうにすすめる。(写真)

右手で帛紗を取り、捌き直して棗を拭き、盆の向こう少し左よりに置く。
捌き直して、茶杓を拭き、元の所へかけて置く。
帛紗を右手に持ち替え、鉄瓶の蓋を閉め、帛紗を元に置く。

左手で茶筅筒を取り、右手で扱って茶筅を出し、茶碗にあずけ、筒を左手で箱に戻す。
右手で帛紗を取り、左手で鉄瓶を持ち、湯を茶碗に入れ、鉄瓶・帛紗を元に戻す。
左手で茶巾筒を取り、右手で茶巾を取り出し、左手で筒を元に戻す。
茶巾をたたみ直し、盆の右の方へ置く。

茶筅通し。茶筅は盆の向こう右寄り。

右手で茶碗を取り、左手に持ち替えて、建水に湯を捨て、茶巾で茶碗を拭く。
茶巾を入れたまま右手で茶碗を元の所に置き、その手で茶巾を出し、元の所へ置く。
右手で茶杓を取り、お菓子を勧める。
左手で棗を取り、茶杓を握りこんで棗の蓋を取り、茶杓のあった所へ置く。
茶を入れ、棗の蓋を閉め、左手で元の所へ戻し、右手で茶杓も元に戻す。

右手で帛紗を取り、湯を入れて鉄瓶・帛紗を元に戻す。
右手で茶筅を取り、茶を点て、茶筅を戻す。

右手で古帛紗を取り、左掌にのせ、右手を逆手にして客付へ右手の親指を下にして置く。
そのまま拡げ、右手で茶碗を取り、左掌で扱い、右手で古帛紗にのせて出す。

茶碗が戻れば、右手で蓋の上に取り込み、右手で古帛紗を右膝横に仮置き。
茶碗に湯を入れ、湯を建水に捨てる。

お仕舞いの挨拶があれば、これを受けて茶碗を蓋の上に置き、お仕舞いの挨拶。
(正客は振り出しを出された所に返す)

右手で古帛紗を取り、箱と蓋の間に置き、
右手で客付の振り出しを取り、右膝横の古帛紗のあとに仮置きします。

茶碗に湯を入れ、茶筅通しをし、茶筅を右手に持ったまま、左手で筒を取り、茶筅を入れる。
茶筅筒を箱中に戻し、右手で茶碗を取り、左手で湯を捨て、茶巾を取り、茶碗を拭く。

右手で茶巾を取り、持ったまま左手で筒を取り、茶巾をその胴にあてて巻くようにして入れる。
左手で茶巾筒を箱中に。


右手で帛紗を取り、捌き直して茶杓を拭き、盆上の元の場所に置く。
帛紗を建水の上で払い、帛紗を元の場所に置き、建水を引き、両手で箱を引く。
右手で古帛紗を取り、茶碗の中に入れ、その上に右手で棗を入れる。

茶碗を箱にしまい、右手で振り出しを取り、左掌で扱い、右手で箱中に入れる。
茶杓を取り、茶碗の上に斜めに伏せて置く。

右手で帛紗を取り、鉄瓶の蓋を切り、捌き直して箱中に入れる。
両手で箱のふたを閉め、両手で箱を盆にのせ、盆を瓶かけ正面に置き直す。
一膝勝手付きに向き、建水を持って下がる。
盆を持ち下がり、茶道口に座り、盆を建付けに置き、総礼。終わり。










2013年7月16日火曜日

風炉 洗い茶巾 薄茶 つるべの水指 


2013年7月16日(火)
2017年7月4日(火)

軸:清流無間断(せいりゅうかんだんなし)
  鳥啼山更幽(とりないてやまさらにしずかなり)
花:木槿
  紫陽花
茶杓:不休斎 (祇園囃子・宵山・打ち水)
   認得斎(天の川・かじか・織姫)
茶入:琉球蒔絵の中棗
   四滴(水滴・つる付・油滴・手瓶)
水指:つるべ
   割蓋

夏は水を使うお点前が多くある。
一番の基本は洗い茶巾。

利休さんがお弟子の瀬田嘉門の伊羅保焼きの大きな平茶碗を持っているところから、夏のお点前を考えるように宿題を出したという。

瀬田さんは、その大きな琵琶色の茶碗にたっぷり水を入れ、琵琶湖のイメージにした。

名前をもじって、大きな長い茶杓を作り、琵琶湖に架かる瀬田の大橋、唐橋とした。

茶巾はたっぷりの水に浮かべられ、絞る水音は涼しさを呼ぶ。

茶会は大成功だった。



準 備:釜の右側につるべの水指を置いておく。
お菓子:主客の前にお菓子を置き一礼、一膝下がって立ち退室

柱寄りに、平茶碗を置いて、ふすまを開けて総礼。
     (洗い茶巾を流して、なみなみと水を張った平茶碗に茶杓と茶筅)

勝手付きに仮置き、退室。

右手になつめ(掌に)、左手に建水を持ち運ぶ(ふすまは閉めない)。

点前(畳中心)に座り、建水を置く。
右手掌の棗を左手で横から持ち、右手で半月に持ち、水指右前に置く。
茶碗を、右横左横右手前と持ち、水指左前に置き合わせる。
(両手扱いで)

柄杓構えて蓋置き出し、風炉の左角に出ず入らずで置き、柄杓置き(カツンポトン)、建水くりあげる。 







置きあわせ
・茶碗ー右手前・左横・右横で膝前(両手扱いで)
・なつめー右で取り半月持ちで茶碗の下に置く

ふくささばき(草のふくささばき) 、なつめをふき、水指しの左前におく。
(四滴の場合は二引き)
ふくささばき直し、茶杓拭き、なつめの上に置く。その横に茶筅出し置き、茶碗下げない

ふくさ指に挟んで柄杓構えて、釜の蓋あける。
柄杓を釜に預ける。(置き柄杓)
ふくさ建水の下に置く。

茶碗を少し自分の方へ引き寄せる。
茶巾を持ち上げ、涼やかな水の音をたてる。
1回茶碗の上で絞ったら、建水の上できちんと絞る。
畳み直して、茶巾を釜の蓋の上に出し置く。

茶碗の水を、両手で少し流してから左手一手で建水に流す。
茶碗を膝前に置き、湯を一杓入れ、茶筅とおし。

茶筅通し(コン、見上げてコン、2回、いりのしで抜く)
湯を捨て、茶巾取り、茶巾で拭く(3回半)。茶碗置き、茶巾釜の蓋の上に置く。
茶杓持って「お菓子をどうぞ」
                                                            


                                                                                       
客:菓子盆を取り一礼、置き、次客に「お先」点主に「頂戴致します」懐紙をだし膝前に置きお菓子を取り置く。次客との間にお盆を置く。いただく。

左でなつめを取り、茶杓を握りこんで蓋を取り茶碗の下に置き茶をくむ(1杓半)
茶碗の縁でコン。なつめを置き、茶杓を置く。

水指しの蓋を開ける。
つるべ:右手で左側向こうを少し押す。両手で手前を引いて、右側に手がかりを残して重ねる。
割蓋:左手で蓋を押さえて、 右手で三時を持ち開け、半分まできたら左手で重ねる。
お湯を入れたてて出す。



お客:取り込み、次客との間に置き、「お先に」膝前に置き「お点前頂戴致します」少しまわして(正面を避ける)いただく。飲み終わったら縁外にだし拝見する。

一口でふくさ腰につける。

客:茶碗を返す。

茶碗取り込み湯をくみ捨てる。

客:「どうぞおしまいを」

片手をついて一礼。
茶碗を膝前に置き、「おしまいいたします。」


取り柄杓で水をくみ、引き柄杓。
茶筅通し(1回)、水を捨て茶巾を納め置き、 茶巾納め、茶筅入れ、茶杓持って けんすいさげる。

茶杓拭き茶碗にふせる。右手で茶碗を左膝正面に置き合わせ、
中じまい(点前正面(左膝前)に茶碗、その右横になつめ)する。
ふくさ建水の上ではらい、腰につける。

釜に水1杓入れ釜の蓋閉める。
柄杓蓋置きに置き、水指しの蓋閉める。
手がかりを両手で引き、左側に置いて向こうに押しやり、最後は右手親指で押す


客:「お棗(お薄器)、お茶杓拝見を」

柄杓を建水にふせて、蓋置き建水の下に置く。茶碗右1手で勝手つきに割る。

なつめ持って客つきへ向く。
ふくささばきふく(蓋を拭いたらふくさ握りこんで蓋を取り縁を拭く。)蓋をしてなつめを出す。
ふくさを腰につけ正面に戻り茶杓を取り、点前からだす。

正面へ戻り、柄杓、蓋置き、持って一膝下がって建水持ち、立ち、退室。

客:なつめ、茶杓とりこむ。

茶碗持ってさがる。
水指し持って下がり、ふすまを閉める。


客:道具拝見(なつめー縁外に置き、一礼、蓋をとって裏書き・花押を拝見、
一礼して縁内の客との間に置く。茶杓ー縁外に置き一礼、拝見。縁内の次客との間に置く。返す。

ふすまを開けて入室。道具正面へ座る。

客:「おなつめのおかたちは?」
点主:「琉球蒔絵の中棗」 
   お塗は聞かない

客:「お茶杓のお作は?」
点主:「不休斎」
客:「ご名は?」
点主:「祭囃子」
客:「ありがとうございました」

左手になつめを受けて、右手で茶杓持ってさがる。

柱つきになつめ、茶杓置き、総礼。ふすま閉める。

2009年2月17日火曜日

大炉 逆勝手 薄茶 (筒茶碗)

2009年2月17日(火) 炉 逆勝手 薄茶 筒茶碗

軸:煙霞不遮梅香(えんかばいこうをさえぎらず)
  (意味)

   霞がかっていてその姿は見えなくても、梅の花の馥郁たる香りはどこまでも広がり
人々の心を和ませてくれます。
   徳のある人の芳香は何によっても遮られることなく自然に伝わってきます。



2016年2月6日(土) 南草津の瀬川さん宅にて

大炉 逆勝手 薄茶
軸:紅炉一纏の雪


花:白梅・椿
棚:丸卓(まるじょく)
茶入:梅蒔絵の吹雪/梅月棗

茶杓:仙叟 (下萌)




 【 準備 】

帛紗は右側に付ける。
正面の棚の上に棗を飾り、

お菓子を運ぶ:
 左足から入り、
 主客の前に置き一礼、
 右足から一膝下がって立ち退室
ふすま閉める。

柱つきに茶碗を置き、ふすまを開ける。一礼。
左足を立て、敷居まで右足を進め、左足から入る。


茶碗(茶碗に茶巾・茶筅・茶杓納める)を持ち運び、
点前に座り(畳の中心)、
茶碗を右横・左横・右手前で勝手つき(右側)に置く。

茶碗と棗を置き合わせる。(棗は水指しの左前の畳、茶碗右手前・左・右で水指しの右前の畳)

右足を立て、斜め後ろに引き、左回りに回って、右足から敷居を超えて下がる。



右手で建水を持ち、ふすまを閉める。
点前に座り(炉壇の内隅中心か鐶付狙いで)、
右手で建水をいつもの位置へ置く。

右手で柄杓を取り構え、
右手で蓋置を炉口の左角(-3、3目)に置き、
柄杓置き(膝線平行)、建水をくりあげ(縁の上で壁から15㎝くらい)、居住まいを正す。


置きあわせ(茶碗ー右・左・右で膝前、棗は右で取り茶碗の下に置く)

【 帛紗 】

右手で帛紗を上に折り上げ、引き抜く。
右手を左手の上に返し、帛紗さばき。帛紗が縦の時は右膝の上で。
ふくささばき、
棗を清め水指しと炉の間の左前におく。

ふくささばき直し、茶杓拭き、棗の上に置く。
その横に茶筅出し置き、茶碗下げる。

ふくさを右膝横に仮置き。
左手柄杓を取り構えて、右でふた置き縁内(-3、-5目)に下げる。
ふくさ取り釜の蓋あける。
ふくさを建水と体の間に置き、茶巾を釜の蓋の上に出し置く。
  
湯をくみ、茶筅通し(コン、見上げてコン、2回、いりのしで抜く)

左で茶碗持ち、湯を捨て、右手で茶巾取り、右膝頭で拭く(3回半)。
茶碗置き、茶巾釜の蓋の上に置く。

茶杓持って「お菓子をどうぞ」

客:菓子盆を取り一礼、置き、次客に「お先」点主に「頂戴致します」懐紙をだし膝前に置きお菓子を取り置く。次客との間にお盆を置く。いただく。

左でなつめを取り、茶杓を握りこんで蓋を取り、
茶碗の真下に置き(お客様から見えるように)、茶をくむ(1杓半)。
茶碗の縁でコン。

なつめを置き、茶杓を置く。

水指しの蓋を三手で開け(つまみ・9時・2時)右側に立て掛ける。
右手で柄杓を取り、お湯を入れ茶を点てて、左手で出す。

お客:取り込み、次客との間に置き、「お先に」膝前に置き「お点前頂戴致します」少しまわして(正面を避ける)いただく。飲み終わったら縁外にだし拝見する。

一口でふくさを右の腰につける。

客:茶碗を返す。

茶碗取り込み湯をくみ右手で捨てる。

客:「どうぞおしまいを」

片手をついて一礼。茶碗をおいて「しまわせていただきます」

取り柄杓で水をくみ、茶筅通し(1回)、
左で水を捨て右で茶巾取り納め置き、 茶筅入れ、
茶杓握りこんで建水さげる。

ふくささばき、茶杓拭き茶碗にふせる。払って腰につける。

おきあわせ(右手で水指しの左前になつめ、右前に茶碗ー右、左、右)

釜に水1杓入れ釜の蓋閉める。
蓋置き縁外(-3、3目)に出し、左で柄杓蓋置きに置き、水指しの蓋閉める。

客:「おなつめ、お茶杓拝見を」

柄杓けんすいにふせて、左で蓋置き取り右扱って左手に乗せ正面に回リけんすいの下に置く。

茶碗左1手で勝手つきに割る。

なつめ持って客つきへ向く。
ふくささばきふく(蓋を拭いたらふくさ握りこんで蓋を取り縁を拭く。蓋をしてなつめを出す。

 ふくさを右腰につけ正面に戻り右で茶杓を取り、左にもたせて客つきまわり右でだす。

正面へ戻り、右手に柄杓、蓋置き持ち、左でけんすい持って右側のまま一膝下がって立ってまわり、退室。

客:なつめ、茶杓とりこむ。

茶碗持ってさがる。
水注持ってくる。(持ち手は右側で。右手で茶巾を取り左手に持たせる)
下がりふすまを閉める。

客:道具拝見(なつめー縁外に置き、一礼、蓋をとって裏書き・花押を拝見、
一礼して縁内の客との間に置く。茶杓ー縁外に置き一礼、拝見。縁内の次客との間に置く。返す。

替え茶器を膝前にして、座って待つ。
ふすまを開けて入室。
替え茶器を棚の中棚に飾ってから、客つき正面へ座る。

客:「おなつめのおなりは?」
点主:「利休好みの中なつめ」
客:「お塗は?」
点主:「ひょうかん」
客:「お茶杓のお作は?」
点主:「ほううんさい宗匠」
客:「ご名は?」
点主:「梢の錦」
客:「ありがとうございました」

左手になつめを受けて、右手で茶杓持ってさがる。
柱つきになつめ、茶杓置き総礼。ふすま閉める。

2009年2月12日木曜日

蓋置

七種蓋置


 七種蓋置(しちしゅふたおき)とは、千利休が選んだと称されている、
「火舎(ほや)」、
「五徳(ごとく)」、
「三葉(みつば)」、
「一閑人(いっかんじん)」、
「栄螺(さざえ)」、
「三人形(みつにんぎょう)」、
「蟹(かに)」
の七種類の蓋置です。
七種蓋置には、それぞれ特別な扱いがあります。

火舎(ほや)

火舎蓋置(ほやふたおき)とは、火舎のついた小さな香炉を蓋置に見立てたものです。
火舎は、火屋・穂屋とも書き、香炉・手焙・火入などの上におおう蓋のことで、蓋のついた香炉のことを火舎香炉と呼びます。
火舎蓋置は、七種蓋置のうち、最も格の高いものとして扱われ、主に長板や台子で総飾りをするときに用います。

 

五徳(ごとく)

五徳蓋置(ごとく ふたおき)とは、輪に三本の柱が立ち、その先端が内側に曲がり爪状になっている蓋置です。
五徳蓋置は、炉や風炉中に据えて釜を載せる五徳をかたどった蓋置です。
五徳蓋置は、火卓とも書き、隠家、隠架、陰架(いんか、かくれが)ともいいます。
五徳蓋置は、火舎蓋置に次ぐ格の蓋置として、台子、袋棚にも用いられますが、透木釜、釣釜を使う炉の場合や、切合の風炉の場合など、五徳を使用しない場合に用います。
五徳蓋置は、三本の爪のうちひとつだけ大きな爪がある場合は、それを主爪といいます。

三葉(みつば)

三葉蓋置(みつば ふたおき)とは、大小の三つ葉を上下に組み合わせた形の蓋置です。
三葉蓋置は、ふつうは大きな三つ葉形と小さな三つ葉形が背でくっついた形で交互についています。

一閑人(いっかんじん)

一閑人蓋置(いっかんじん ふたおき)とは、井筒形の側に井戸を覗き込むような姿の人形がついた蓋置です。
一閑人蓋置は、一看人、一漢人とも書き、井看人(せいかんじん)、井戸覗(いどのぞき)とも、惻隠蓋置(そくいんのふたおき)ともいいます。

惻隠蓋置とは、人形を井戸に落ちそうな子供に見立て、『孟子』公孫丑上の
「人皆有不忍人之心。 今人乍見孺子將入於井、 皆有怵惕惻隱之心。
 無惻隱之心、非人也。 惻隱之心、仁之端也」にかけて洒落たものです。
【読み】
ひとみなひとにしのびざるのこころあり。 いま、ひとのたちまちじゅしのまさにせいにいらんとするをみれば、みなじゅつてきそくいんのこころあり。 そくいんのこころなきは、ひとにあらざるなり。 そくいんのこころは、じんのたんなり。
【意味】
人にはみな人に忍びないと思う心がある。 今、人であるものが、今にも井戸に落ちようとしている幼な子を見たとしたら、みな憐憫の情、可哀相と感じる心を持つものだ。 憐れみの心がない者は、人ではない。 憐れみの心は、仁であることの始まりである。

一閑人蓋置は、人形の代わりに龍・獅子などが付いたものもあり、また、人形のないものは井筒(いづつ)、無閑人(むかんじん)などともいいます。


栄螺(さざえ)

栄螺蓋置(さざえ ふたおき)とは、栄螺の形をした蓋置です。
栄螺蓋置は、栄螺貝の内部に金箔を押したものを使ったのが最初といわれ、のちにこれに似せて唐銅や陶磁器でつくたものを用いるようになったといわれます。
栄螺蓋置は、置きつけるときは口を上に向けて用い、飾るときは口を下に向けて飾ります。

「さざえの尻炙り」 炉の時、火の方に尖った方を向ける


三人形蓋置(みつにんぎょう ふたおき)

三人形蓋置(みつにんぎょう ふたおき)とは、三人の唐子が外向きに手をつなぎ輪になった形の蓋置です。
三人形蓋置は、三閑人・三漢人・三唐子ともいいます。
三人形蓋置は、中国では筆架・墨台で文房具の一つで、それを蓋置に見立てたものです。
三人形蓋置は、三体の内の一体だけ姿の異なる人形があり、その人形を正面とします。


蟹蓋置(かに ふたおき)

蟹蓋置(かに ふたおき)とは、蟹の形をかたどった蓋置です。
蟹蓋置は、文鎮や筆架などの文房具を蓋置に見立てたものといいます。
蟹蓋置は、蟹の頭のほうを正面とします。
蟹蓋置は、東山御物にあり、足利義政が慈照寺の庭に十三個の唐金の蟹を景として配し、その一つを紹鴎が蓋置に用いたのがその始まりと伝えられます。