2014年6月27日金曜日

炭と灰

■ 風炉(ふろ)

夏季に席中で湯を沸かすためのもの。灰も火付きのいいように、また景色とするために風炉の種類によって様々に形作られます。

風炉の種類 も素材によって分けられ、
・土風炉(どぶろ)
・唐銅風炉(からかねふろ)
・真鍮風炉(しんちゅうふろ)
・鉄風炉
・板風炉などに大別されます。


また、風炉の各部により、
「火口」には木瓜(もつこう)・丸・三角・四角・菱・扇面・団扇・松皮菱・香炉・末広など、
「鐶付(かんつき)」には鬼面・獅子面・竜・象・賽・はじき・遠山・松笠・法螺貝・兎・蝙蝠・蝶など、
「足」には乳足・軸足・象足・鬼面足・獅子面足・蝶足・唐子足・丸足などがあります。

風炉は、その種類によって灰型を使い分けます。
(鬼面風炉の灰型は、二文字掻上灰、または、丸灰掻上)

火口を引きしるための装飾と点前座のほうへ火気が発散しないように
前土器(まえかわらけ)を用います。


また、台子、長板など棚物に風炉を据えるもの以外に風炉を据えるときは、必ず敷板の上に据えます。

■ 道具炭




■ 炭の名称


・胴炭(どうずみ)   
 道具炭の中で最も大きく、風炉・炉ともに初炭に用いる。

・丸管炭(まるくだずみ)   
 胴炭と同寸の細い炭で、風炉には初炭で使い、炉では初炭・後炭共に割管炭と一緒に用います。

・割管炭(わりくだずみ)   
 胴炭と同寸で、丸管炭を縦に割ったもの。風炉の場合は後炭に用います。

・丸毬打(まるぎっちょ)   
 胴炭に比べて細く長さも半分で、風炉では初炭・後炭共1本、炉ではともに2本用います。

・割毬打(わりぎっちょ)   
 丸毬打を立て半分に割ったもので、風炉・炉共に初炭・後炭に1本用います。

・点炭(てんずみ)   
 丸毬打の細めの炭で、風呂・炉共に初炭・後炭に1本用います。
 炭手前の最後につぐ炭で、止炭(とめずみ)とも言います。

・枕炭(まくらずみ )  
 炭斗(すみとり)に炭を組む時、最初に置く炭で、割毬打を使います。
 炭斗に炭を組むだけで、風炉・炉中には入れません。

・香合台(こうごうだい)   
 丸毬打の太めの炭で、香合をのせるのに用います。
 炭斗に炭を組むだけで、風炉・炉中には入れません。

 ・枝炭(えだずみ)   
 ツツジやコナラなどの枝を焼き、胡粉または石灰を塗って化粧を施した炭。
 景色として、また導火炭としての役割があります。

・輪胴(わどう)
 丸毬打よりも太めので、風炉・炉共に後炭に用います。


■ 炭道具


底土器(そこかわらけ)
    風炉の底に入れ、断熱の役割をします。底瓦とも言います。

前土器(まえかわらけ)
    前瓦とも言い、半円形の素焼または雲華焼の土器で、風炉の火窓の内側、五徳の左右の爪の間に立てて、火気をさえぎる役割をします。

灰形用灰匙(はいがたようはいさじ)
    風炉の灰形専用の灰匙で、灰の形を整えるのに使います。やや小ぶりに作られ、素材は銅製が多いようです。

小羽箒(こはぼうき)
    小羽(こばね)とも言い、火入や風炉の灰際を整えるのに用います。

五徳(ごとく)
    釜を火にかけるための台。

手焙(てあぶり)
    手炉とも言い、炉の時季に腰掛待合や席中で使用する小型の火鉢。

炭斗(すみとり)
    炭を入れる器のこと。唐物と和物に大別されますが、いろんな種類があります。多くは竹や籐のかごに内張りをして漆をかけたものが使われる。

羽箒(はぼうき)  
    羽で作った箒(ほうき)。ふつうは羽を三枚重ねたもの。

鐶(かん)
    釜の上げ下ろし用の金属製の輪。

香合(こうごう)
    香を入れるための蓋付きの器。陶磁器・漆器・木地・竹・瓢箪・金属・貝類・牙類と素材はさまざま。

釜敷(かましき)
    釜の熱や汚れで畳を損なわないように敷くもの。釜式にも和物・唐物があり、素材には組物・紙・竹・紐などがあります。

灰器(はいき)
    蒔灰を盛る器。風炉の灰形の景色として蒔く「藤灰」や、炭火の火付けを良くするために蒔く「湿し灰(しめしばい)」を入れるための器。

半田(はんだ)
    風炉と炉の火を整えるときに用いる大ぶりの灰器。

焙烙(ほうろく)
    素焼きの平たい円形の器で、灰器として用いる。

水屋の炭道具
    箱炭斗(はこすみとり)、掴み羽箒(つかみはぼうき)、水屋鐶(みずやかん)、長火箸(ながひばし)、板釜敷(いたかましき)、香溜(こうだめ)、底取(そことり)


■ 灰の種類


風炉灰(ふろばい)

    ふくさ灰ともいい、生灰(きばい)を目の細かい篩(ふるい)に通して、水で一度攪拌してアク抜きをし、浮いたゴミを取り除き、沈殿した粒子の細かい灰を天日干しして、絹篩にかけたもの。

藁灰(わらばい)

    稲藁の太くて芯が硬い、丸みを帯びた真っ直ぐなものを選び、塩水に浸したあと、水気を切り焙烙に並べて蓋をし、蒸し焼きにしたもの。

藤灰(ふじばい

    化粧灰とも言い、樹皮をはいだ藤を焼いたもの。風炉の蒔灰(まきばい)に化粧として用いる。

炉灰(ろばい)

    炉の下地灰で、アク抜きをして貯えたもの。

湿し灰(しめしばい)

    貯えた炉灰に湿り気を与えたもの。
    アク抜きをした灰を拡げて天日で乾かし、粗めの篩に通してゴザか上敷の上に拡げ、煮出した番茶をジョウロでまんべんなくかかけ、手でモンで全体を湿します。この作業を数回繰り返して程よい湿り気を残して篩に通し、カメに保存します。
    湿し灰は火のおこりを良くし風情が加わるので、炉の灰の仕上げ・炉の蒔灰に使用します。

(縄灰(なわばい)

    藁をなった縄を燃やしたもの。手焙りや火鉢に用います。

(籾灰(もみばい)

    籾殻をくすベて作った灰。
    縄灰と同じく、手焙りや火鉢に目先を変えるために用いることもあります。

2014年5月14日水曜日

風炉 続き薄

2014年5月13日(火)
2017年10月24日(火) 中置(五行棚)

■お花 
八角蓮(はっかくれん)

二人静(ふたりしずか)

■ 「続き薄」のお点前とは

一会の茶事では、濃茶、後炭、薄茶の順序で行なわれますが、連客中に帰りを急ぐとか、亭主側の方で特別な趣向があって、時間を短縮したいような場合には、後炭を略して、濃茶の後半から直ぐに薄茶点前にかかることを【続き薄茶】といいます。
ただし、茶事の中でも、朝茶事、夜咄などは続き薄茶が約束になっています。

■ 吉野棚

圓能斎好
吉野太夫が好んだ二畳の席の吉野窓から意匠された小棚。
四本柱には吉野丸太のごく細いものを面皮付で用い、
客付は円窓を袴抜き、
勝手付は冬は障子、夏は葭をはめる。
勝手柱に竹釘が打ってある。







■ 準備
・濃茶椀に茶巾・茶筅・茶杓を仕組む。薄茶椀を用意しておく。
・主菓子と干菓子。

棚下段に水指し、棗を上段に、茶入れを正面に飾ってお迎えつけ「どうぞお入りを」ふすまを閉める。

お菓子を運ぶ:主客の前に置きがって立ち退室「どうぞお取り回しを」ふすまを閉める。

客:菓子盆を取り一礼、置き、次客に「お先」点主に「頂戴致します」懐紙をだし膝前に置きお菓子を取り置く。次客との間にお盆を置く。いただく。

■ 点前

◆◆◆ 前半は濃茶 ◆◆◆ 

膝前に茶碗を置き、ふすまを開ける。
茶碗(茶碗に茶巾・茶筅・茶杓納める)を持ち運び、茶碗左1手で勝手つきに置く。
置き合わせ(茶入れ水指しの右前、茶碗右横を取り、左横、右手前で水指しの左前)
建水(中に蓋置き、上に柄杓ふせる)持って入り、ふすまを閉める。

点前に座り(正面)、建水置く。

柄杓構えて蓋置きを敷板の出ず入らずに出し、
柄杓置き(カツンポトン)、総礼。
建水くりあげる。
 
置きあわせ(茶碗ー右手前・左横・右横で膝前、茶入れ右で取り茶碗の下に置く)

お仕覆の紐をほどき横向きに置き直し手の平におき右左と口を切り茶入れを取り出し置く。
お仕覆は(右手で右横を持ち、ひっくり返 さずに)輪を棚のかけ釘にかける。

人差し指を入れ、帛紗さばき(草の四方さばき-六方さばき)、
茶入れをふき(蓋二引き胴2回回し拭き)、水指前左側に置く。

帛紗さばき直し、茶杓拭き、茶入れの上に置く。
その横に茶筅出し置き、
帛紗で水指蓋を清め、茶巾を水指しの蓋の上に出し置き、
茶碗下げる。

帛紗を指に挟んで柄杓構えて、釜の蓋あける。

帛紗は左横に下げて置く。

湯をくみ、置き柄杓。
茶筅通し(コン、見上げてコン、2回、いりのしで抜く)

湯を捨て、茶巾取り、茶巾で拭く(3回半)。
茶碗置き、茶巾を釜の蓋の上に置く。

茶杓持って左で茶入れを取り、
茶杓を握りこんで蓋を取り茶碗の右横に置き
茶をくみ(3杓くみ出し、茶杓茶碗に仮置きし、回しだし)
茶入れの口を向こう、手前とふき、蓋をして置く。

茶をさばき茶碗の縁でコン(音は立てない)。茶杓を置く。

水指の蓋を三手で開ける(つまみ、8時、10時)。

柄杓を取り、湯をくみ、切柄杓。
茶筅で練る。
茶筅左にもたせて湯をくみ茶筅をまわしながら湯を入れゆるめる。出す。

お客:取り込み、一礼、少しまわして(正面を避ける)いただく。

一口で「おふく加減は?」
客:「結構でございます」

客付に回る。茶名のやり取り。

客:茶を1口残し左茶碗を膝前に置き、「ただいまのお茶名は?」
点主:「きうんでございます」
客:「おつめは?」
点主:「小山園でございます」
客:「先程は結構なお菓子をありがとうございました」お茶を飲み切る。
飲み終わったら膝前に置く。正客「お茶碗の拝見を」

飲みきりの音で、点前に戻り、

水1杓くみ、引き柄杓。
帛紗を腰につける。

客:茶碗を返す。
茶碗取り込み総礼。

湯をくみ捨てる。
「勝手ながら、薄茶を一服差し上げます。」点主一礼。

茶碗に茶巾納め、茶筅入れ、右手に茶碗受けて持ち 左手に建水を持ってさがる。
水屋で、建水をきれいにして、薄茶茶碗を用意する。

◆◆◆ ここから薄茶 ◆◆◆

ふすま開けたままで、お菓子を運び、一礼。

右手に茶碗受けて持ち、左手に建水を持って入り、ふすまは開けたまま。
点前に座る。

建水は引いた位置に。
茶碗を膝前に置き、その下に棚の棗を右手で取りおき、帛紗さばいて清める。

棗を建水の右肩に置く。

茶筅だし、茶碗下げて、茶巾釜の蓋の上に置く。

湯をくみ、茶筅通し(コツン、サラサラ、のの字)茶碗ふき、茶杓持って「お菓子をどうぞ」

お茶をたて出す。

主客:取り込み、次客へゆずる。「都合でお先にどうぞ」
次客:「お先に」
主客:「先のお茶入れ、お仕覆拝見を

茶杓を水指の右に仮置き。

茶入れを膝前に置き、建水右肩の棗を左手でとり茶入れのあったところに置き換える。
茶杓を棗の上に置く。

茶入れ持って客付へ向く。
帛紗をさばき清める(蓋を拭いたらふくさ置いて蓋を取り縁を拭く。蓋をして茶入れを出す。

帛紗を腰につけ点前に戻る。
右手でかけ釘のお仕覆をとり、左手に乗せ、客付に回って出す。

主客:茶入れ、お仕覆とりこみ、右膝におく。
次客:茶碗返す
茶碗取り込み湯を入れ捨て、ふいて、主客の分を点てて出す。
茶碗かえったら、とりこみ湯をいれ捨てる。

主客:「どうぞおしまいを」
点主:「おしまいいたします」

水1杓入れ茶筅通し(サラサラ、コツン、1回見上げのの字)。
茶巾おさめ、茶筅納め、茶杓持ち建水を下げる。

茶杓ふき、茶碗にふせ、 中仕舞。
(建水の上で帛紗を払い、茶碗を左膝頭、棗を右膝に置く。)

釜に水1杓入れ湯返しし、釜の蓋閉める。

柄杓蓋置きに置き、水指しの蓋閉める。

客:「お茶杓、おなつめ、拝見を」(茶杓を先に言う!

柄杓を建水にふせて、蓋置きを右手左手で建水の手前に。

茶杓持ち、点前から出し正面へ戻る。

茶碗を右一手で勝手つきに割り、棗を持って客付へ向く。
帛紗さばき清めて、出す。

正面へ戻り、柄杓を棚のかけ釘に、蓋置きを柄杓の柄の下に飾る。

建水を持って退室。

主客:茶杓、棗とりこむ。

茶碗持ってさがる。

水注ぎ持って入り、棚から水指を全部出し、蓋を2手で開け、左横に立てかける。
水を注ぎ、水指の蓋を閉め、水指を元の位置に戻す。

退室し、ふすまを閉める。

客:道具拝見(茶入れー縁外に置き、一礼、蓋をとって中をを拝見、
一礼して縁内の客との間に置く。茶杓ー縁外に置き一礼、拝見。縁内の次客との間に置く。おしふくー縁外に置き一礼、拝見。次客との間に置く。主客と次客が出合いでお道具を返す。

左から茶入・茶杓・仕覆・棗。

ふすまを開けて入室。客つき正面へ座る。
主客:「お茶入れのお形は?」
点主:「かたつき」
主客:「お窯元は?」
点主:「丹波」
主客:「お茶杓のお作は?」
点主:「玄々斎」
主客:「ご名は?」
点主:「緑陰・一声・落とし文」
主客:「おしふくのお布地は?」
点主:「弥左衛門かんど」
主客:「お棗のお塗りは?」
点主:「宗哲」
客:「ありがとうございました」

棗だけ持ち正面向き、棚の上に飾る。

客付に戻り、右手でお仕覆の底を持ち左手にのせ、お茶杓のせ、右で茶入を持ちさがる。
(かざらない場合、左手に おしふく、その上に茶入れをのせ親指で肩をおさえ、右手で茶杓握りこんでなつめを持つ)

柱つきに茶入、茶杓、お仕覆を置き、総礼。ふすま閉める。

2014年4月23日水曜日

炉 続き薄

2014年4月22日(火)

■ 「続き薄」のお点前とは

一会の茶事では、濃茶、後炭、薄茶の順序で行なわれますが、連客中に帰りを急ぐとか、亭主側の方で特別な趣向があって、時間を短縮したいような場合には、後炭を略して、濃茶の後半から直ぐに薄茶点前にかかることを【続き薄茶】といいます。
ただし、茶事の中でも、朝茶事、夜咄などは続き薄茶が約束になっています。

■ 杉棚











 

■ 準備

・濃茶椀に茶巾・茶筅・茶杓を仕組む。薄茶椀を用意しておく。
・主菓子と干菓子。

棚下段に水指し、棗を中段に、茶入れを正面に飾ってお迎えつけ「どうぞお入りを」ふすまを閉める。

お菓子を運ぶ:主客の前に置きがって立ち退室「どうぞお取り回しを」ふすまを閉める。

客:菓子盆を取り一礼、置き、次客に「お先」点主に「頂戴致します」懐紙をだし膝前に置きお菓子を取り置く。次客との間にお盆を置く。いただく。

■ 点前

◆◆◆ 前半は濃茶 ◆◆◆ 

膝前に茶碗を置き、ふすまを開ける。
茶碗(茶碗に茶巾・茶筅・茶杓納める)を持ち運び、茶碗左1手で勝手つきに置く。
置き合わせ(茶入れ水指しの右前、上の茶碗左手そえて両手で取り、左、右、左で水指しの左前)
建水(中に蓋置き、上に柄杓ふせる)持って入り、ふすまを閉める。

点前に座り(炉口の内隅中心)、建水置く。

柄杓構えて蓋置きを出し、炉口の右角(3目)に置き、柄杓置き(カツンポトン)、総礼。
建水くりあげる。
 
置きあわせ(茶碗ー左・右で膝前、茶入れ右で取り茶碗の下に置く)

お仕覆の紐をほどき横向きに置き直し手の平におき右左と口を切り茶入れを取り出し置く。
お仕覆は(右手で右横を持ち、ひっくり返 さずに)輪を棚のかけ釘にかける。

人差し指を入れ、帛紗さばき(草の四方さばき-六方さばき)、
茶入れをふき(蓋二引き胴2回回し拭き)、棚と炉の間におく。

帛紗さばき直し、茶杓拭き、茶入れの上に置く。
その横に茶筅出し置き、茶巾水指しの蓋の上に出し置き、茶碗下げる。

帛紗を指に挟んで柄杓構えて、釜の蓋あける。

湯をくみ、釜の蓋閉める。茶筅通し(コン、見上げてコン、2回、いりのしで抜く)

湯を捨て、茶巾取り、茶巾で拭く(3回半)。茶碗置き、茶巾水指しの蓋の上に置く。

茶杓持って左で茶入れを取り、茶杓を握りこんで蓋を取り茶碗の右横に置き茶をくみ(3杓くみ出し、
茶杓茶碗に仮置きし、回しだし)茶入れの口を向こう、手前とふき、蓋をして置く。

茶をさばき茶碗の縁でコン(音は立てない)。茶杓を置く。

柄杓構えて釜の蓋あける。

帛紗を建水と体の間におく。

湯をくみ茶筅で練る。
茶筅左にもたせて湯をくみ茶筅をまわしながら湯を入れゆるめる。出す。

お客:取り込み、一礼、少しまわして(正面を避ける)いただく。

一口で「おふく加減は?」
客:「結構でございます」

中仕舞ー柄杓構えて釜の蓋閉め、柄杓を建水にふせ、蓋置きを建水の下に置く。

客付に回る。茶名のやり取り。

客:茶を1口残し左茶碗を膝前に置き、「ただいまのお茶名は?」
点主:「きうんでございます」
客:「おつめは?」
点主:「小山園でございます」
客:「先程は結構なお菓子をありがとうございました」お茶を飲み切る。
飲み終わったら膝前に置く。正客「お茶碗の拝見を」

飲みきりの音で、点前に戻り、中仕舞を解く
蓋置き取り、柄杓構えて釜の蓋を開け、柄杓をふせる。
茶巾を釜の蓋の上に移す。

杉棚の中棚の棗を右手で取り、左掌に乗せ、右手の親指で中棚を押しやり、棗を戻す。

水指しの蓋を3手で開け、水1杓くみ、帛紗を腰につける。

客:茶碗を返す。
茶碗取り込み総礼。

湯をくみ捨てる。
「勝手ながら、薄茶を一服差し上げます。」点主一礼。

茶碗に茶巾納め、茶筅入れ、正面向き、右手に茶碗受けて持ち 左手に建水を持ってさがる。
水屋で、建水をきれいにして、薄茶茶碗を用意する。

◆◆◆ ここから薄茶 ◆◆◆

ふすま開けたままで、お菓子を運び、一礼。

右手に茶碗受けて持ち、左手に建水を持って入り、ふすま閉める。点前に座る。

建水置き、茶碗膝前に置き、その下に棚の棗を取りおき、帛紗さばいて清める。

棗を建水の右肩に置く。

茶筅だし、茶碗下げて、茶巾釜の蓋の上に置く。

湯をくみ、茶筅通し(コツン、サラサラ、のの字)茶碗ふき、茶杓持って「お菓子をどうぞ」

お茶をたて出す。

主客:取り込み、次客へゆずる。「都合でお先にどうぞ」
次客:「お先に」
主客:「先のお茶入れ、お仕覆拝見を

茶杓を水指の右に仮置き。

茶入れを膝前に置き、建水右肩の棗を左手でとり茶入れのあったところに置き換える。
茶杓を棗の上に置く。

茶入れ持って客付へ向く。
帛紗をさばき清める(蓋を拭いたらふくさ置いて蓋を取り縁を拭く。蓋をして茶入れを出す。

帛紗を腰につけ点前に戻り、点前から左手でお仕覆をとり客付から出す。

主客:茶入れ、おしふくとりこみ、右膝におく。
次客:茶碗返す
茶碗取り込み湯を入れ捨て、ふいて、主客の分を点てて出す。
茶碗かえったら、とりこみ湯をいれ捨てる。

主客:「どうぞおしまいを」
点主:「おしまいいたします」

水1杓入れ茶筅通し(サラサラ、コツン、1回見上げのの字)。
茶巾おさめ、茶筅納め、茶杓持ち建水を下げる。

茶杓ふき、茶碗にふせ、 置き合わせ(水指しの右前になつめ、左前に茶碗ー右、左、右前)

釜に水1杓入れ湯返しし、釜の蓋閉める。

柄杓蓋置きに置き、水指しの蓋閉める。

客:「お茶杓、おなつめ、拝見を」(茶杓を先に言う!

柄杓を建水にふせて、蓋置き持って正面に回る。

茶杓持ち、点前から出し正面へ戻る。

茶碗を右一手で勝手つきに割り、棗を持って客付へ向く。
帛紗さばき清めて、出す。

正面へ戻り、柄杓を棚のかけ釘に、蓋置きを柄杓の柄の下に飾る。

建水を持って退室。

主客:茶杓、棗とりこむ。

茶碗持ってさがる。

水注ぎ持って入り、敷板一杯に水指を出し、蓋を3手で開け、前に立てかける。
水を注ぎ、水指の蓋を閉め、水指を元の位置に戻し、杉棚の中棚を元に戻す。

退室し、ふすまを閉める。

客:道具拝見(茶入れー縁外に置き、一礼、蓋をとって中をを拝見、
一礼して縁内の客との間に置く。茶杓ー縁外に置き一礼、拝見。縁内の次客との間に置く。おしふくー縁外に置き一礼、拝見。次客との間に置く。主客と次客が出合いでお道具を返す。

左から茶入・茶杓・仕覆・棗。

ふすまを開けて入室。客つき正面へ座る。
主客:「お茶入れのお形は?」
点主:「かたつき」
主客:「お窯元は?」
点主:「瀬戸」
主客:「お茶杓のお作は?」
点主:「六閑斎」
主客:「ご名は?」
点主:「若葉」
主客:「おしふくのお布地は?」
点主:「大内金襴」
主客:「お棗のお塗りは?」
点主:「宗哲」
客:「ありがとうございました」

棗だけ持ち正面向き、中棚に飾る。

客付に戻り、右手でお仕覆の底を持ち左手にのせ、お茶杓のせ、右で茶入を持ちさがる。
(かざらない場合、左手に おしふく、その上に茶入れをのせ親指で肩をおさえ、右手で茶杓握りこんでなつめを持つ)

柱つきに茶入、茶杓、お仕覆を置き、総礼。ふすま閉める。

2014年2月4日火曜日

炉 逆勝手 濃茶

2014年2月4日(火)
2020年2月4日(火)
炉 逆勝手 濃茶

軸:鬼は外 福は内と・・・・・・

花:侘助・柊 水仙・柊

茶入:初花肩衝(瀬戸) 尻張り(膳所)
仕覆:珠光緞子 子石畳宝尽緞子
茶杓:玄々斎 (雪間の草、下萌、立春、鶯宿梅、梅が香、飛梅、初音)
初花肩衝 珠光緞子












【 準備 】

帛紗は右側に付ける。
正面に水指、茶入れを飾り、迎えつけ。
「お菓子をどうぞ」ふすまを閉める。

客:菓子盆を取り一礼、置き、次客に「お先」点主に「頂戴致します」
懐紙を出し膝前に置きお菓子を取り置く。
次客との間にお盆を置く。いただく。

膝前に茶碗を置き、ふすまを開ける。
左足を立て、敷居まで右足を進め、左足から入る。


茶碗(茶碗に茶巾・茶筅・茶杓納める)を持ち運び、
点前に座り(畳の中心)、
茶碗を右横・左横・右手前で勝手つき(右側)に置く。

茶碗と茶入れを置き合わせる。(茶入れ水指しの左前の畳、茶碗右手前・左・右で水指しの右前の畳)

右足を立て、斜め後ろに引き、左回りに回って、右足から敷居を超えて下がる。



右手で建水を持ち、ふすまを閉める。

右手で建水をいつもの位置へ置く。

右手で柄杓を取り構え、右手で蓋置を炉の左角(道具畳)三目三目に置く。
柄杓を持つ左手の上を右手で持ち、左手を下げ、左手で蓋置に置く。
総礼。
建水をくり上げ、居住まいを正す。


置きあわせ(茶碗ー右・左・右で膝前、茶入れ右で取り茶碗の下に置く)
お仕服の紐をほどき横向きに置き直し、
口を向こう手前の順に広げ、
手の平におき右左と口を切り、茶入れを取り出し置く。

お仕服は、右手で右横を持ち、火の方向にひっくり返さない!
水指の右横に置く。角棚の場合は、右手前に置く。

【 帛紗 】

右手で帛紗を上に1/3折り上げ、引き抜く。
右手を左手の上に返し、帛紗さばき。帛紗が縦の時は右膝の上で。
帛紗さばき(草の四方さばき-六方さばき)、
茶入を清め(蓋二引き胴2回 反時計回りに回し拭き)、水指しの左前におく。

帛紗さばき直し、茶杓を清め、茶入の上(火の方)に置く。
その横に茶筅出し置き、
水指の蓋の上を帛紗で清め、茶碗を引き、茶巾を出し置く。
ふくさを右膝横に仮置き。(柄杓を左手で持つから)

左手で柄杓を持ち、構えて、右手で帛紗を取り、釜の蓋あける。ふくさ右膝頭に仮置く。

湯をくみ、釜の蓋を閉める。
茶筅通し(コン、見上げてコン、2回、いりのしで抜く)。
左手で湯を捨て、茶巾取り、右膝の上で拭く(3回半)。
茶碗置き、茶巾水指の蓋の上に置く。

茶杓持って左で茶入れを取り、茶杓を握りこんで蓋を取り茶碗の点前に置き茶をくみ(3杓くみ出し、茶杓茶碗に仮置きし、回しだし)茶入の口を向こう、手前とふき、蓋をして置く。
茶をさばき茶碗の縁でコン(音は立てない)。茶杓を置く。

水指しの蓋を、摘み・左横・右横の三手であける。

柄杓を構え、帛紗を取り、釜の蓋を開け、湯を汲む。

茶筅で練る。茶筅左にもたせて湯をくみ茶筅をまわしながら湯を入れ柄杓を釜に置く。
ゆるめる。出す。

お客:取り込み、お客が総礼。

持って感謝。少しまわして(正面を避ける)いただく。
一口で「おふく加減は?」
客:「結構でございます」

客つきに回る。茶名のやり取り。

客:茶を1口残し左茶碗を膝前に置き、「ただいまのお茶名は?」
点主:「きうんでございます」
客:「おつめは?」
点主:「小山園でございます」
客:「先程は結構なお菓子をありがとうございました」お茶を飲み切る。飲み終わったら膝前に置き、懐紙かぬれ茶巾で茶碗を拭く(3回)。縁外に出し拝見する。

飲みきりの音で、点前に戻り、 水1杓釜に差し、帛紗を腰につける。

客:茶碗を返す。
茶碗取り込み総礼。

湯をくみ、右手で捨てる。
「おしまいいたします」
取り柄杓で水を入れ、置き、茶筅通し。
水を左手で捨て、茶巾納め、茶筅入れ、右手で茶杓を握りこんで、右手で建水をさげる。

置き合わせ(水指しの左前に茶入れ、右前に茶碗ー右、左、右前)


釜に水1杓入れ釜の蓋閉める。
水指の蓋を三手で閉める。
客:「お茶入れ、お茶杓、お仕服拝見を」

柄杓を建水にかけ、蓋置き建水の下に置く。お茶碗を左一手で勝手付きに割る。

茶入を持って客付へ回る。帛紗さばきふく(蓋を拭いたらふくさ置いて蓋を取り縁を拭く。蓋をして茶入れを出す。

帛紗を腰につけ正面に戻り茶杓を取り、点前からだす。

点前に戻り、左手でお仕覆をとり、客付から出す。

正面へ戻り、右手で柄杓、蓋置きを持ち、左手で建水を持って、手がクロスしたまま右足を立て、右回りで退室。

客:茶入れ、茶杓、お仕覆とりこむ。

茶碗持ってさがる。
水次を右手に持って入る。右手で茶巾を取り左手に持たせて、水を次ぐ。
ふすまを閉める。


客:道具拝見(茶入ー縁外に置き、一礼、蓋をとって中をを拝見、
一礼して縁内の客との間に置く。茶杓ー縁外に置き一礼、拝見。縁内の次客との間に置く。お仕服ー縁外に置き一礼、拝見。次客との間に置く。返す。
ふすまを開けて入室。客付正面へ座る。
客:「お茶入れのおかたちは?」
点主:「初花肩衝でございます」
客:「お窯元は?」
点主:「瀬戸」
客:「お茶杓のお作は?」
点主:「玄々斎」
客:「ご名は?」
点主:「雪間の草」
客:「お仕服のお布地は?」
点主:「珠光緞子」「友湖」
客:「ありがとうございました」

右手でお仕服の底を持ち左手にのせ、お茶杓のせ、右で茶入れをもちさがる。
柱つきに茶入れ、茶杓、お仕服置き、総礼。

ふすま閉める。 

2014年2月3日月曜日

千家十職

■ 茶入れの形 ■



 

 

 

 

■ 仕覆いろいろ ■

【緞子】

■ 薄器 ■

四滴(してき)

 左から
水滴(すいてき)
手瓶(てがめ)
つる付(つるつき)
油滴(油滴)



先生の四滴は、清水焼の昭阿弥(しょうあみ)

2013年10月22日火曜日

風炉 中置 濃茶(長緒) 五行棚 


2013年10月15日(火)

【 中置点前 】 濃茶・五行棚




(濃茶 小板の場合)

中置:炉になる11月を目前にした10月にするお点前。
炭の火をお客様に少し近づけようと、風炉を畳の中心に置く。
水差しは細く長いものを使い、風炉の左側に(いつもと反対)。

五行棚:
十一代 玄々斎好みの棚で、陰陽五行説にちなみ、天板、地板の間に木火土金水(もっかどごんすい)を入れることからこの名がついてる。

木ー棚 杓
火ー炭火
土ー土風炉
金ー風炉 釜
水ー湯

この棚は必ず土風炉を使う。

3本柱のそれぞれの柱は、節の数が違う。
一つ節は向こう、二つ節は客付き、三つ節は勝手付き
棚だけど、蓋置は「竹」、湯返しはナシ。



升麻
軸:
花:秋明菊(しゅうめいぎく)、升麻(しょうま)

茶杓:六閑斎 (武蔵野・山苞(やまづと))

水指:細水指(塗り蓋)

茶入:内海(だいかい)








【 準備 】
五行棚を手前畳の真ん中に置き、 薄器を上に飾っておく。
茶入を、いつも置いている水指の前の同じ位置に置く。(点前畳の1/4のあたり)
水指を風炉の五行棚の左側に半掛りに置く。

お菓子を運ぶ:主客の前に置き、一膝下がって立ち退室。礼「どうぞお菓子を」。
細水指を柱つきに置き、ふすまを開ける。

右手になつめ(半月)、左手に茶碗(茶碗に茶巾・茶筅・茶杓納める)を持ち運び、

建水(中に蓋置き、上に柄杓ふせる)持って入る。(ふすま閉める)

点前に座り(畳の中心)、けんすい置く。
柄杓構えて蓋置出し、五行棚の下板の左前に置く。

柄杓を置き(柄の先端は五行棚の右)、総礼。

建水くりあげ居住いを正す。 



置きあわせ(茶碗ー右左右で膝前、茶入ー右で取り(上から持って)茶碗の下に置く)

茶入れを膝前に置くと右手前の輪をまっすぐ引いていく。
長いので右小指に挟み、茶入れを横にして、つがりという止め沢山の輪を伸ばす。
今度は長い紐を向こうから手前にかけ右手で左手に乗せます。

長い紐は今度は左の小指に挟んで袋を右左と広げ、袋から茶入れを取り出す。

一度長い紐は、しごいて癖を取る。

輪を二つ向こうに作る。残った紐を手前から輪に通し、通したところを捻る。

2重の輪を袋に入れる。手前に一重の輪を出す。
袋はいつものように火のほうに打ち返し、左手で五行棚の左上に置く。

茶入を帛紗(四方捌き)で清め(二引き、平棗扱い)、いつもある水指しの左前におく。
ふくささばき直し、茶杓拭き、茶入の上に置く。その横に茶筅出し置き、茶碗下げる。

水指が塗り蓋の場合は、帛紗で清めてから、茶巾を置く。

ふくさ指に挟んで柄杓構えて、釜の蓋あける。
ふくさ建水の下に置く。

湯をくみ、置き柄杓。茶筅通し(コン、見上げてコン、2回、いりのしで抜く)
湯を捨て、茶巾取り、茶巾で拭く(3回半)。茶碗置き、茶巾釜の蓋の上に置く。

右手で茶杓持ち、左で茶入を取り、茶杓を握りこんで蓋を取り茶碗の右に置き、茶をくむ(3杓)
茶碗の縁に預けて、回し出す。

茶入の口を右手の親指と人差指で向こう手前と拭き、指を懐紙で清め、茶入の蓋をして、左手で茶入を元の位置に戻し、茶杓で椀中の茶をさばき、茶碗の縁で茶杓を軽く打ち、茶を払い、茶入の蓋の上に置く。

水指しの蓋を右手で摘み、左手で左上を持ち二手で開ける。

柄杓を右手で上から取って、左手で扱って(取り柄杓)水を汲み、釜にさし(風炉の濃茶点前に限り、先に水をさし湯加減をみる)湯を汲み、茶碗に入れ、残った湯は釜に戻す。(切り柄杓)

茶筅を取り、左手を茶碗に添え、茶と湯をよく練り合わせ、茶筅を茶碗の左縁にあずけ、さらに柄杓を取り、もう一度湯を汲む。

左手で茶筅を少し持ち上げ、その穂先から湯を茶碗にそそぎ、残った湯は再び釜に戻し、置き柄杓をする。

茶碗を出す。




正客は茶碗が出されると取りに出て
茶碗、古帛紗と出されたとおりに引き、座に戻り、
茶碗を右手で左膝横に置き、古帛紗を縁内右膝横に置いて、連客は総礼をする。
正客は感謝して、
古帛紗を左掌に拡げ、茶碗をその上にのせて頂く。
次客以下も正客と同様に。

正客が一口喫むと、亭主は服加減をたずねる。「お服加減はいかがですか?」

亭主は服加減を問うと、客付きに回り、待つ
正客は右手をついてこれを受けその後二口半喫む。
その間、次客は「お先に」と挨拶する。

正客は喫み切ると、茶碗を下に置き、茶巾を取り出し、喫み口を清める。
正面を正し、次客に手渡ししておくり、たがいに正面を向いて送り礼、受礼をする。

正客は次客の一口で、茶銘、詰、菓子などをたずねる。

亭主は
「きうんでございます」「小山園でございます」「俵屋の光琳菊でございます」
などと答える。

亭主は末客の喫み切りで、居前に戻り、取り柄杓をし、水を釜に一杓さし、引き柄杓をする。

建水うしろの帛紗を腰につけ、茶碗が客より返るのを待つ。

正客は、末客より茶を喫み茶碗を下に置いた時、「お茶碗の拝見を」と請う。
末客はこれを受け、喫口を清めてから正客の前に持って出る。
正客は、次礼をして茶碗の拝見をする。

末客が拝見を終わると、正客との出会いで、正客に返し、
正客は正面を正し、出された位置に返す。 

茶碗取り込み総礼。湯をくみ捨てる。

茶碗を膝前に置き、「おしまいいたします。」



取り柄杓で水をくみ、引き柄杓。
茶筅通し(1回)、水を捨て茶巾を納め置き、 茶筅入れ、茶杓持って 建水さげる。

茶杓を清めて茶碗にふせる。ふくさを建水の上ではらい、腰につける。

(中置は必ず本じまい)
右手で茶入を初めの位置に置き、
右横・左横・右手前の三手で、茶碗を棗の左横に置き合わせる。

釜に水1杓入れ釜の蓋閉める。
柄杓蓋置きに置き、水指しの蓋を二手で閉める。


客:「お茶入れ、お茶杓拝見を」

柄杓を建水にふせて、蓋置きを建水の下に置く。茶碗右1手で勝手付に割る。

茶入を持って客付きへ向く。
帛紗を捌き、清める(蓋を拭いたら帛紗を膝前に置き蓋を取り、帛紗で縁を拭く)。
蓋をして茶入を出す。
帛紗を腰につけ居前に戻り茶杓を取り、客付きから出す。
再び居前に戻り、仕覆を左手で取り、右手で左手に載せ、客付きに回り、茶杓の右に置き合わせる。

正面へ戻り、柄杓、蓋置き、持って一膝下がって建水持ち、立ち、退室。

客:茶入、茶杓、仕覆をとりこむ。

茶碗持ってさがる。
水指を持って下がり、ふすまを閉める。
(棚正面に向かって点前畳に右足から入り、右↑・左↑・右(斜め右後)・左(揃える)で水指前に座る。持って立ち上がる時は棚正面に向かうように。右回りに回って茶道口へ)



客:道具拝見。返す。

ふすまを開けて入室。道具正面へ座る。

客:「お茶入のおかたちは?」
点主:「内海でございます。」
客:「お釜元は?」
点主:「高取でございます。」
客:「お茶杓のお作は?」
点主:「六閑斎」
客:「ご名は?」
点主:「山苞(やまづと)でございます。」
客:「ありがとうございました」

左手に仕覆、茶杓を持ち、右手で茶入を持ってさがる。

柱つきに茶入、茶杓、仕覆を置き、総礼。ふすま閉める。

2013年10月1日火曜日

風炉 中置 薄茶 小板


2013年10月1日(火)

【 中置点前 】薄茶・小板 



炉になる11月を目前にした10月にするお点前。
炭の火をお客様に少し近づけようと、風炉を畳の中心に置く。
水指は細長いものを使い、風炉の左側に(いつもと反対)。


升麻
軸:
花:秋明菊(しゅうめいぎく)、升麻(しょうま)

茶杓:六閑斎 (武蔵野・山苞(やまづと))

水指:細水指 束柴 淡々斎好

薄器:鮟鱇型(あんこう)

お菓子を運ぶ:主客の前に置き一礼、一膝下がって立ち退室
水指を柱つきに置き、ふすまを開ける。 総礼。

水指を持って、風炉前左斜めのところに座り、水指を風炉の敷板の左側に置く。半掛り。 

右手に薄器(横から)、左手に茶碗(茶碗に茶巾・茶筅・茶杓納める)を持ち運び、
いつも置いている水指の前の同じ位置に置きあわせる。(点前畳の1/4のあたり)

建水(中に蓋置き、上に柄杓ふせる)持って入る。(ふすまは閉めない)

点前に座り(畳の中心)、建水を置く。
柄杓構えて蓋置出し、水指前に置く。

柄杓を置き(柄の先端は両膝の間)、建水くりあげ居住いを正す。 



置きあわせ(茶碗ー右左右で膝前、薄器ー右で取り(横から持って)茶碗の下に置く)

ふくささばき(草のふくささばき) 、薄器をふき(二引き)、いつもの水指の位置の左前におく。
ふくささばき直し、茶杓拭き、薄器の上に置く。その横に茶筅出し置き、茶碗下げる。

ふくさ指に挟んで柄杓構えて、釜の蓋あける。
ふくさを建水と体の間に置き、茶巾を釜の蓋の上に出し置く。

湯をくみ、置き柄杓。茶筅通し(コン、見上げてコン、2回、いりのしで抜く)
湯を捨て、茶巾取り、茶巾で拭く(3回半)。茶碗置き、茶巾釜の蓋の上に置く。
茶杓持って「お菓子をどうぞ」

客:菓子盆を取り一礼、置き、次客に「お先に」点主に「頂戴致します」懐紙を膝前に置きお菓子を取り置く。次客との間にお盆を置く。いただく。

左で薄器を取り、茶杓を握りこんで蓋を取り茶碗の下(膝前)に置き茶をくむ(1杓半)
茶碗の縁でコン。薄器を置き、茶杓を置く。

水指しの蓋を右手摘み、左手で左上を持ち二手で開ける。水指の左横斜めに置く。
茶碗にお湯を入れ、点てて出す。



お客:取り込み、次客との間に置き、「お先に」膝前に置き「お点前頂戴致します」少しまわして(正面を避ける)いただく。飲み終わったら縁外に置き拝見する。

一口でふくさ腰につける。

客:茶碗を返す。

茶碗取り込み湯をくみ捨てる。

客:「どうぞおしまいを」

片手をついて一礼。
茶碗を膝前に置き、「おしまいいたします。」


取り柄杓で水をくみ、引き柄杓。
茶筅通し(1回)、水を捨て茶巾を納め置き、 茶巾納め、茶筅入れ、茶杓持って 建水さげる。

茶杓拭き茶碗にふせる。ふくさ建水の上ではらい、腰につける。

(中置は必ず本じまい)
右手で薄器を初めの位置に置き、
右横・左横・右手前の三手で、茶碗を薄器の左横に置き合わせる。

釜に水1杓入れ釜の蓋閉める。
柄杓蓋置きに置き、水指しの蓋を二手で閉める。


客:「お棗、お茶杓拝見を」

柄杓を建水にふせて、蓋置きを建水の下に置く。茶碗右1手で勝手つきに割る。

棗を持って客つきへ向く。
ふくささばきふく(蓋を拭いたらふくさ握りこんで蓋を取り縁を拭く。)蓋をして薄器を出す。
ふくさを腰につけ正面に戻り茶杓を取り、点前からだす。

正面へ戻り、柄杓、蓋置き、持って一膝下がって建水持ち、立ち、退室。

客:薄器、茶杓とりこむ。

茶碗持ってさがる。
水指を持って下がり、ふすまを閉める。


客:道具拝見(薄器ー縁外に置き、一礼、蓋をとって裏書き・花押を拝見、
一礼して縁内の客との間に置く。茶杓ー縁外に置き一礼、拝見。縁内の次客との間に置く。返す。

ふすまを開けて入室。道具正面へ座る。

客:「お薄器のおかたちは?」
点主:「秋草蒔絵の鮟鱇型でございます。」
客:「(お塗は聞かない)」

客:「お茶杓のお作は?」
点主:「六閑斎」
客:「ご名は?」
点主:「武蔵野」
客:「ありがとうございました」

左手に薄器を受けて、右手で茶杓持ってさがる。

柱つきに薄器、茶杓を置き、総礼。ふすま閉める。