「清閑一日楽」
(セイカン イチジツノ ラク)
心に欲もなく質素で慎みのある日々を送る喜びは何ものにも代え難い心の贅沢です。
花:山芍薬 花器:桂籠
2022年5月14日
炉は、四畳半に村田珠光が初めて切った頃には大きさに決まりはなく、武野紹鴎、千利休の時代になって現在の規格一尺四寸四方(約42㎝)ができました。
小間(四畳半以下の茶室)の炉の切り方には8種類あり「八炉」と言われますが、実際にはないものもあります。
8種類とは『勝手』と『炉の切り方』の組み合わせです。
『勝手』は2種類
①本勝手:亭主の右手側に客が着座する形『標準的』
②逆勝手:亭主の左手側に客が着座する形
『炉の切り方』は4種類
入炉(いりろ)…点前畳の中に炉
①隅切(すみきり)
②向切(むこうぎり)
出炉(でろ)…点前畳の外に炉
③台目切(だいめぎり) 台目とは3/4畳サイズの畳
④四畳半切(よじょうはんぎり)
炉は隅炉から始まり、やがて向切、四畳半切、台目切の順番に生まれたといわれています。
炉の位置の変遷をみると茶室内で徐々に客に炉が近づいていることがわかります。
また、入炉では前を向いて点前をしていたのが、出炉では客の方を斜めに向いてより話しやすい形になっています。冬の寒い時期に客に火を近づけて温まって頂こうという配慮と、客と亭主の距離を縮め近しく時間を過ごそうという気持ちの表れと感じます。
蓋置は縁から3目3目